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深沢千尋

Author:深沢千尋
みなさんこんにちは、深沢千尋です。(公式ページ
文字コード【超】研究 改訂第2版NEW!」「すぐわかるPerl」「すぐわかる オブジェクト指向 Perl」の著者です。
ここでは、多くは技術的でないこと、ごくまれに技術的なことをなげやりに書いていきます。
メールは suguwakaruPerl@gmail.com まで。(アットマークは ASCII に)
Twitterはじめました。@query1000です。よろしく~

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すべてが仕事、すべてが勉強、すべてが遊び

 最近よく、ワークライフバランスということが言われる。
 仕事だけではなくて、人生にも時間を費やしなさいよ、ということであろうか。
 ぼくはこの考え方が馴染めない。
 仕事も、遊びも、人生だと思うのである。

 ぼくはスロースターターで、じわじわ調子が出てくるタイプで、しかもいったん調子が出たらダラダラ続けたいタイプである。最初に勤めた会社は汎用コンピューターのプログラマー/SEの仕事であったが、見るもの聞くものすごく面白かった。

 当時はバブルの最盛期であって、バブル時代はプログラマーがすごく忙しかった。ぼくはめちゃめちゃ好奇心が旺盛で、使いもしないツールや、本来ITの人がすべき設定ファイルなども、可能な限りハックしたい方であって、毎日帰るのが午前2時3時になっていた。それでも最初はタクシーで帰っていたが、移動の時間が面倒であって、イトーヨーカドーでマットレスを買ってきてマシン室に置いて、それで寝ていた。
 神田神保町の会社に勤めていたのだが、神田神保町にも銭湯があって、毎晩入りに行っていた。こんなところ誰が入るのだろうか、と思って他の客の会話に耳をそばだてていると「ブイサムがクラッシュしちゃって・・・」とか言っている。ほとんど同業者だったのではないか。

 そんなやり方がよかったと思うわけではないが、ぼくには合っていた。

 知り合いの女性で、やはり非常に仕事が好きな人がいて、友達同士で山登りして、山頂で食事をしたとき、会社で今こういう面白い課題に取り組んでいて・・・という話をしたら、別の女性に「山で仕事の話なんかしないでよ!」と一蹴されたそうだ。
 ぼくはその話を聞いて憤慨した。登山と仕事は、分別しないといけないのか。山に登ることで仕事のヒントをもらうことも出来るし、その逆もあるだろう。

 小説家の筒井康隆氏がエッセイでこんなことを書いていた。

 「小説のヒントになると思って、糞便を皿に乗せてフォークとナイフで突っついていたら、妻がついに発狂したと騒ぎ出した」
 「家でクラリネットの練習をしていたら妻に『アナタそうやっていつもブーカブーカ笛を吹いていないで、原稿の一枚でも書いたらどうですか』と言われた」
 「それで俺は妻に『これから俺がすることはすべて仕事と思え』と言った。すべては遊び、すべては勉強、すべては遊びなのである」
 上記はぼくの粗雑な要約であって、本当は当然もっと名文なので、そっちに当たって欲しいが、ぼくは大いに影響を受けた。(★元のエッセイは上のリンクの本にあったと思うのですが、ちょっと確証がありません。スミマセン)

 ぼくは今、外国人の上司の下で機械翻訳を日本語に適用する職務についている。コンピューターの技術と、英語力と、日本語についての広範な知識が必要な仕事であって、非常に知的な刺戟を受ける。この職務に着かせてくれた会社には、本当に感謝している。
 ぼくは基本的に自由時間も会社と姿勢が同じである。つまり、コンピューターの画面を見て、面白い情報を得て、感心したり笑ったりして、同じように少しでも他の人に楽しんでもらおうと思って、キーボードで面白い情報をインプットする。この繰り返しが、起きている時間のほとんどを占める。

 最近ハマっているのが英会話の勉強である。ぼくが英語を勉強すれば、会社で上司や同僚とのコミュニケーションが円滑になり、それは会社の収益につながる。しかしながら、英語を勉強するのは、それ自身ぼくにとって面白いゲームである。最近ぼくはレアジョブというサービスでフィリピンの人から英会話をスカイプで習っているが、これが非常に楽しい。英語で面白いことを言って、向こうの人が意図通りに笑ってくれたときなどは、普通に飲みの席で日本語で冗談を言うときの数倍の満足感がある。



 仕事で大変なミスをしたとする。納品すべきファイルが非常に壊れていて、手で直していたら納期に間に合わない。ぼくはこういうときPerlのスクリプトで何らかの改善が出来ないかを考える。これは非常にシリアスな状況だが、同時にエキサイティングでもある。果たして俺は、時間通りにファイルを直すことが出来るのか!? スパイ映画のトム・クルーズになったような気がするわけである。



 基本的に、ぼくは自由時間にもいろいろプログラムを書いて遊んでいる。昔書いたプログラムをキレイにしたり、高速化したりして、やったーと思って遊んでいるのである。こんなこと一銭の得にもならないが、ならなくても気にならない。楽しいから。いわゆるハッカーの人はみんなそうだと思う。

 「ワークライフバランス」とか「オン・オフのメリハリ」「公私のケジメ」的なことを人が言うとき疑問に思うのだが、そういう人にとって仕事や勉強はマジメにすること、遊びや趣味はおふざけ、という認識があるのだろうか。いや、もっと深い思想があるのかもしれないが、ぼくはマジメなこととふざけたことの区別がつかない。仕事をしていてもちょっとでも面白いことを探しているし、遊んでいてもちょっとでも役に立つことを探している。その方が生産性も上がるし、ストレスも下がると思うのである。

・ぼくが仕事をしているときは、同時に勉強になってぼくという人間は強力になり、かつ、それ自身楽しいことなのでぼくは非常にリラックスしてそれを楽しんでいる

・ぼくが勉強をしているときは、知的好奇心が満たされて非常に楽しい時間を過ごしているし、かつ、ぼくという人間の生産性も上がるから、会社の収益や個人の収入にもつながっている

・ぼくが遊んでいるときは、同時に何らかの役立つヒントを得ているから、勉強しているのと同じである。勉強は仕事にもつながる。

 これはレアジョブで「あなたの人生のクレドは何か」と尋ねられ、答えたら、感心されたことだ。

・When I work, I study.
・When I study, I play.
・When I play, I earn.

 働けば働くほど勉強になり、勉強すればするほど楽しい時間が過ごせ、楽しい時間を過ごせば過ごすだけお金が儲かるという、非常によく出来た仕掛けである。
 レアジョブの先生は上の3つを何回も唱えて、覚えていた。自作のことわざがこんなに人に影響を与えて光栄である。



 実際にはこんなにうまくいくわけがない。一銭の得にもならないしょうもない遊びに興じることはいっぱいあるし、教養になんか薬にしたくもない単なる用事に時間をとられることもしばしばである。Excel VBAの2003と2007と2010の違いとか、こんなこと覚えて何になるのってことも一生懸命勉強しないといけない。

 でも、基本は、ぼくの場合は、上の3本柱がぼくの人生のクレドである。
 背伸びしなくても、見栄を張らなくても、自分の人生観として素直に唱えることができる。実際その通りなので、唱えるのに少しもストレスがない。気に入っている。
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