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Author:深沢千尋
みなさんこんにちは、深沢千尋です。(公式ページ
文字コード【超】研究 改訂第2版NEW!」「すぐわかるPerl」「すぐわかる オブジェクト指向 Perl」の著者です。
ここでは、多くは技術的でないこと、ごくまれに技術的なことをなげやりに書いていきます。
メールは suguwakaruPerl@gmail.com まで。(アットマークは ASCII に)
Twitterはじめました。@query1000です。よろしく~

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ぼくとToDo~第2回~理想のToDoシステムを夢想する

さて、一通りいろんなToDoに挫折するといいことが一つあって、自分がToDoに求めているものが分かるようになる。
人のやり方に乗ってみることで、いろいろ不満がたまってくる。
この不満を解消する方向で、理想化された方法を考えればよい。

もっとも、ちょっと面倒なことがあって、自分に取って理想的が存在しない場合は、作らなければならない。
JavaScriptかなにかを作ってWebアプリを作るか、他のネイティブ言語を使ってローカルアプリを作るか・・・。
場合によってはExcelVBA・・・。
考えただけで超メンドクサイ。
何かをするために、ToDoリストを書くのだが、そのToDoリストをつけるためにシステムを作るのは、やはり「やりすぎ」だ。
そんなに若くないのである。
時間はすぐ過ぎてしまう。

・Remenber The Milkや、Nozbeや、Todoistのようなシステムに乗るのも挫折
・自前のシステムを起動するのも無理目

であればどうすればいいかというと、以下の方法が考えられる。

・理想のシステムをもし作れたらなあ~、ヒマさえあったらこんなの作るんだけどな、とあれこれ夢想する
・手元の代用品で作れるシステムを考え出す

この2つが考えられる。

この2つは平行して行うことも出来る。
手元のものを使ってToDoシステムモドキをいろいろ作っている間に、もしこれが専用システムだったらこうなるんだろうなあ~、と考えればいいのである。

さしあたりのプラットフォームとしては紙ベースが考えられるであろう。
システム手帳を使ったシステムはぼくもいろいろ考えて、このブログの過去にも書いてきた。

紙ベースのシステムで完成の域に達してしまう方もいる。
RHODIAのノートを使ったGTD+Rというのはなかなかスゴい。



ロディアのノートは例の「筆談ホステス」の方も使っているそうで、なかなかその書き味は定評があるそうだ。

または、コレクトの情報カードを使ったPoICというのもある。



これはGTDに収まらない、さまざまな情報をカードにまとめようと言う考え方である。
古くは渡辺昇一氏の「知的生活の方法」にもカードの活用が書かれていたが、伊藤整の小説「氾濫」に出てくる登場人物が画期的な接着剤を発明するために使う方法もカードシステムだそうだ。



小説も映画も未見であるが、いつか見てみたい。

バラバラの紙を使ってタスクを書いておき、使ったら捨てる(しまう)というやり方は確かに効果がある。
超整理手帳の野口氏も付箋を使った「秘書いらず」というやり方を書かれている。

だが、これはぼくにはムリだった。
モノをすぐなくすし、片付かないし、字が汚いからである。
本当に書いていてナサケナイ。
ぼくという人間の能力の欠如の問題である。

ぼくにしても、財布やiPhoneをなくさずに済んでいるのだから、そういったものと同じぐらいカードやノートが大事なものになればいいのではないかと思うのだが、モレスキンやシステム手帳を何十回となくしてきた。
そのたびに煮え湯を飲んだ思いがしたのである。

あと、単純な疑問として、家と会社はどうやって分けるのか、火災や水害などのバックアップはどうするのか、移動中はごく一部しか携帯できないのではないかという問題がある。
いずれにしても、紙ベースのToDo/情報システムには膨大な論考があるので、興味があればそっちに当たって欲しい。

もう少し手書きvsデジタルシステムの話をするが、ぼくは本当に手書きと言うことをしない人生である。
ぼくがまがりなりにも本を書いて世に問えるようになったのはまったく電子システムのおかげであって、手書きで長い文章を論理的破綻なく書いて、紛失も汚損もせずに納品するというのは、本当にぼくから見ると離れ業だ。
常人の技とは思えない。

ぼくは故郷の親に出す手紙もワープロ打ちであって、印刷して出している。
本当は電子メールで済ませたい方である。
最初は文章を書いてから便箋に書き写していたが、アホみたいだからやめた。
電子テキスト入力の手書きに比べていいところは以下の通りである。

・難しい漢字がすぐ出てくる

ワープロだからといって陥穽とか、瑕疵とか、ひところ問題になったようにことさらに難しい言葉を使う必要はないのだが、手書きの場合はどうしても難しい漢字を使う表現を避けてしまうために冗長になってしまうことがある。
それを避けるためには、カンセイ、カシのようにカタカナ書きをすることがある。
これは文脈と共に見れば本来何を書きたかったかが分かるが、やはり草稿用、メモ用であって、保存する情報にこれはないだろう。

・挿入、削除、並べ替えがカンタンに出来る

たとえば推理小説を書こうと思って、結末から書き始め、その結末に向かって収束していく形で伏線を張る、ということが考えられる。
よくやるのは箇条書きで目次を書き、それを膨らませる形で長い文章を書くことだ。
これはアウトラインプロセッサーを使うとラクだが、データ形式があまり特殊なアプリを使うとあとあと転用が面倒である。
やはりプレーンテキストを使うのがよい。
最近感心したのが秀丸エディタのアウトライン機能であって、これはいずれブログに原稿の書き方を書くときにまとめてみたい。

ということで、タスクリストをプレーンテキストに書くという素朴なアイディアが出てくる。

これは、以前も紹介したこの本に出てくる。



 ・洗濯をする
 ・ヤフオクでビデオデッキを出品する
 ・原稿を第五章まで書く

といったタスクをどんどんテキストファイルに書いていき、終わったら消しこむ。
上記の本にはtodo.shというシェルスクリプトを使った管理方法について書かれていて、@記法(家でやる仕事、のようなコンテキストを指定する)のようなGTD的なやり方について書かれている。

翻訳版には、Windowsユーザーがtodo.shを使いたければ、Cygwinを作ってUNIX風環境を作り、UNIXコマンドを覚えればいいと書いているが、ToDoをするだけのためにそれはちょっとtoo muchであろう。
筆者は常にUNIXを使ってパチパチ作業をするのが本業であるからtodo.shというソリューション(野口悠紀夫風に言えばソルーション)を考えたのであって、それをするためにCygwinのインストールから始めるのはカナーリバランスが悪い。

実際にはPerlに移植したtodo.plがあるので、ActivePerlかStrawberryPerlを入れてコマンドラインから使えばよい。

ここで重要なのは、ToDoシステムはそれを使う人の作業にシームレスな方法をとるということだ。
前の項に見たように、GTDの本家アレン氏はA4ペイパーと書類入れ、ファイルボックスを使った方法を想定していたが、それは彼および彼の顧客がアメリカの伝統的なペイパーワーク従事者やオフィスのエグゼクティブであったからである。

普通にシステム手帳を使いこなしている営業マンであれば、システム手帳を使ったGTDを選ぶであろうし、京大カードを使い慣れた研究者であれば、カードシステムを使うのがよい。

ぼくは上のように、タスクを書き連ねたテキストファイルを手で編集するのがいいと思った。
これはたぶん、ぼくの仕事が電子メールやトレーニング資料、本の原稿など、大量のテキスト文書をオーサリングすることだからだろう。
大量のテキストをオーサリングすることが苦にならず、キーボードのショートカットが手になじんでいるし、むしろ大量のテキストをオーサリングするときにいろいろと発想が浮かぶような習慣づけが、すでに出来てしまっているのだ。

テキストファイルを使ってToDoリストを書くと、タスクを並べ替えることも、削除することも、ある日遣り残したタスクを次の日に伸ばすこともカンタンに出来る。
また、ToDoをやっていく端からライフログを作ることが出来るのである。



ライフログというのは、最近出てきた考えであって、要は人生に起きたことを端から記録していくことだ。

たとえば、ある日のライフログに、朝8時に家を出たら9時に会社に着いた、と書く。
次の日には、朝7時半に家を出たら8時半に会社に着いた、と書く。
これを何回かやっていると、家から会社までは、ドアトゥドアで1時間かかる、という知見が得られる。
いや、そんなこと乗り換え案内を使えばいいんじゃないの、という話になると思うが、実際にはA地点からB地点まで行くのに掛かる時間というのは、家から駅までの時間、駅から会社までの時間、会社のエレベーター、などなど、いろいろな要素が絡み合って決まるものである。
これは、乗り換え案内を使っても、iPhoneのMapアプリを使っても得られない、その人にだけ調査可能な情報である。

たとえばある駅で道に迷ったときに、駅の名前をiPhoneのMapアプリに入れると近道が分かって助かった。
ケモノ道のような異常な近道を歩かされて面白かった、ということがあったとする。
これは、iPhoneのMapアプリは役に立つと言う知見であり、人の自己評価を高める成功体験であり、楽しい思い出である。

で、ある日味をしめて、神田駅でラーメン屋にiPhone便りに行こうとすると、どんどんどんどん違う道に行かされて往生した。
この場合、iPhoneのMapアプリは東京の市街地のような電波が乱れている場所では役に立たない(しかもウソを教える)という知見が得られる。
どんどん教養が修正され、二度手間のない人生が得られるのである。

これは、従来の「日記をつけると反省に役立つ」というものとはレベルが違う---。
「時記(じき)」「分記(ふんき)」と言えるような、行動をしながらどんどん記録していく習慣が必要である。

※この言葉は、HP200LXでMS-DOSを動かしてMZエディターを使っていた人が思いついたのだと思う。確かPC WAVEで見た。

この場合デジタルツールが非常に役に立つ。
システム手帳ではちょっとヘビーであろう。
ぼくの場合モレスキンでもちょっと、という気がする。
やはりタイムスタンプがつき、どんな走り書きでも読みやすく、情報の転用が容易であるデジタルツールが望ましい。

最近は「手帳ブログ」という考え方もあるそうだ。



意外とこの用途に使えるのが携帯電話、それも日本のいわゆるガラケーである。
これで自分宛にメールを送る。
携帯メモツールとしてのガラケーの魅力には絶大なものがあって、最も素晴らしいのはハードウェアテンキーですべてのテキストを入力できることだ。
よく若いギャルなどが、前を見て歩いたり、友達と談笑しながらメールを打っている。
画面さえ見ないで手の中でカチカチ文章を打っているわけで、完全なブラインドタッチである。
あれはかなりうらやましいものである。
(ツータッチで日本語一文字を入力する「ポケベル打ち」を覚えると早いそうだ)

ぼくはあの用途のためにガラケーを復活させようとも思った。
悪名高いソフトバンクモバイルの電波に頼っているのも不安であるし、親兄弟はau携帯なのである。
AKB総選挙のようなガラケーコンテンツにも参加したい。
しかしながら、もはやガラケーを復活して二個持ち生活に戻ることはついに考えなかった。
その理由は、ハイみなさんご一緒に、その通り、「すぐに置き忘れるから」である。
まったく自分ちゃんの難儀なことよ!

ということで話がそれたが、デジタルツールのライフログは素晴らしい。
この要素もToDoに入れたい。

Nozbeなどの今流行っているToDoシステムに大きく欠けているのがこの要素である。
ToDo(これから何をするか)だけでなくHaveDone(これまで何をしてきたか)にもぼくは関心がある。
ToDoリストを苦労して起票して、実行したら端から捨てていくのはどうもモッタイナイ気がする。

いや、実際にはNozbeにもRTMにも終わったタスクは残っていく。
でも整理されないのである。
理想は、何年何月という日記ページが出来、そこにやったタスクの一覧が日記風にできればよい。
そこにコメントも書き加えられれば、立派な日記になるのである。
これは楽しいし、上記の通りライフログの妙味もある。

GTDには週時レビューというのが重要とされているが、過去の一週間を振り返る時間も持てれば、より効果的に自分戦略会議が出来るのではないか。
この機能をつけるのは非常にカンタンであろうから、Nozbe/RTM/Todoistの中のみなさんは是非検討していただきたい。
さて、今回もいい感じにダラダラ書いたので、ここで再び文章を切ることにする。
読者のみなさんに置かれては、いろんなプラットフォームを試して、挫折したり、意外とハマったりしながら、次回を楽しみにお待ちいただきたい。
アンタそれ違うよというのも(いっぱいあると思う)ドンドンお寄せください。
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