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Author:深沢千尋
みなさんこんにちは、深沢千尋です。(公式ページ
文字コード【超】研究 改訂第2版NEW!」「すぐわかるPerl」「すぐわかる オブジェクト指向 Perl」の著者です。
ここでは、多くは技術的でないこと、ごくまれに技術的なことをなげやりに書いていきます。
メールは suguwakaruPerl@gmail.com まで。(アットマークは ASCII に)
Twitterはじめました。@query1000です。よろしく~

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ぼくのToDoリスト血風録~挫折篇~

ToDoリストというもの、絶大な能力があることは昔から分かっていて、いろいろ試していた。

有名な話としては、どこかの会社の社長さんが(忘れた)経営コンサルタントに?会社が大儲けする方法を教えてくれたらすげえ大金をあげるよ、とオファーされて、その社長に「次の日やりたいことを紙に6つ書いて、上からやっていけば、必ず大儲けします」と書いたメモを渡し、で、社長さんがその通りやってみると、めちゃめちゃ大儲けしたので、コンサルタントに大金を渡した、というものである。

もう一つは、最近IT業界、ブログ界でめちゃめちゃ流行っている「GTD」の考え方であって、要するにいま気になっていることをすべて書いて整理し、端からやっていく、というもの。
ここでミソになるのが単純に出来ないものの存在で、単一のタスクではないもの(プロジェクト)、ある日にならないと着手できないもの(スケジュール)、あることが起こる結果を待たないと着手できないもの(連絡待ち)などがある。
これらを整理するための仕組みを用意して、あとリストを週に一回見直せばいい、という仕組みが議論されている。
原典としてはこの本が有名だ。


だが、ちょっとヘビーであって、まずGTDをやるかやらないか決めかねている人は、ちょっと読むだけでダルくなるかもしれない。
入門編としては、次のムックがなかなかいい。これだけでGTDに取り掛かれると思う。


これは結構カブれた。
ということで、オンラインサービスのGTD支援ツールにも多数入会した。
まず有名なのが、シンプルで美しく、入門編にお勧めRemember The Milk (RTM)
そして、最近特に注目を集めているのが、よりGTDのフローを意識し、GmailやGoogleカレンダー、Evernote、DropBoxとの連携もできるNozbe
そして、地味ながら自由度が高く、インデントによっていくらでもプロジェクトやタスクがカスタマイズできるTodoist

この中ではNozbeが何と言っても注目されていて、以下の本が筆者のGTD観も現れていて面白い。



ぼくはこういうの少しバカなところがあって、上のサービスすべての有料会員になり、iPhoneの連携アプリも多数購入した。
しかし結局どれもモノにならなかったのである。
どのサイトも繁盛しているということは、モノになった人も多数いるわけであって、ハマる人はハマると思うので、是非使ってみて欲しい。

しかしぼくはハマらなかった。
理由は、ちょっとどれも難しいのである。
使うためにいろいろ覚えないといけない。
たとえばNozbeであれば、Nozbe教に入信していろいろな秘儀や戒律を学ばないといけないようなところがあって、それがどうも性に合わない。
トシのせいだと思う。

使いこなせていないのにいろいろ言うのはおかしいのだが、たとえばなぜ「ぼくは」Nozbeを使いこなせないかを考えれば、ぼくにとっての理想のTodoツールというのが出来るのではないかと考えた。
以下は、あくまで、「ぼくにとって」こういうツールがダメなところである。

まず、見た目が3D的に広がりが合ってでファンシーである。
プロジェクトビューがあって、タスクビューがあって、ラベルビューがある。
よく言われることだが、これはあまりうれしくない。
特に、タスクについて何か編集を加えるとき、ワンクリックしてタスクをアクティベートして、修正を加え、確定する、そのワンアクションワンアクションにNozbeのサーバーとの間にインタラクションが発生し、パケットが地を這い海を渡り空を飛ぶわけである。
これが結構ツラい。

このようなサイトが派手でぼくのような年寄りにはツライ、というだけでなく、そもそもの人間の思考にも関わることのような気がする。

カーニハン&プローガー「プログラム書法」に書いてあったと思うが、面的に広がったフローチャートよりも線的に伸びた if ... else if... else if ... else... end if 文の方が見やすい。
擬似コーディング(pseudo coding。pseudoの読み方はシュードまたはスードで、プシュードではないので注意)の方がフローチャートの方が分かりやすいのである。
人間の思考は発語思考であってビジュアル思考ではなく、面的ではなくて線的だからだ。
要するに、一時に1個のことしか考えないし、それが済んだら次、と言う風にシーケンシャルな思考しかできない。

人間にとって一番理解しやすいのは一筋の文章であり、せいぜい1段下げまでの箇条書きが最もベストである。
旧来からのToDoリストには、それなりに理由があったと思う。

また、よく言われることだが、ビジュアルなプログラムだとマウスとキーボードの間を手が行ったり来たりし、マウスポインタを縦横に動かさなければならない。
Microsoft Officeが有名であって、あのタブ リボンというの、バナナマンの人がWeb広告で「使いにくい?誤解です!」と言っていたが本当だろうか。
いや、Microsoftなんて世界有数の大企業であって、人間工学の天才たちが日夜研鑽を続けているところであろうが、一度身に着けたものを数年で手放さないといけないのは本当にツライ。
それまで培った技術と人格を否定されたような気がするのである。
あれは本当に反省した方がいいよ。

ということで、最近のビジュアルで多機能な、しかし多次元的な広がりを持っていて複雑で重いオンラインToDoシステムは、現状では私に合わない、と思った。
これは単純に趣味嗜好の問題であって、人それぞれ違っていい。
とりあえずNozbeはすごいので、一度あの異常にファンシーな、いろんなクラウドと連携している世界を体験して欲しい。
知った上で、合わない、Nozbeでなぜダメか、ということを学ぶことが、ぼくにとって大きな勉強になった。

さて、GTDの本家デイヴィッド・アレン氏に言わせるとデジタルシステムを使おうがアナログシステム(紙)を使おうがユーザーの自由であって、自分はむしろ紙を好んでいる、と書いていた。
(アレン氏はGTDがIT業界で異常に盛り上がっていることにちょっと当惑している、という記事もあった)

アレン氏の場合はおそらく1タスクA4の紙一枚を書類受け(トレイ、ボックス、ファイル)に入れて回しており、これはたぶんプラクティカルなソリューションだと思う。
特に普通の会社の経理部員や経営者のように通常の業務がペイパーワークの場合はこのスタイルがものすごく回ると思う。
通常の作業とシームレスである、ということが、非常に重要なポイントである。

GTDが、オンラインToDoサービスと共にIT業界で盛り上がったのも、IT業界の人は大体PCに触っており、基本的にスマートフォンを持ち歩いているので、作業や人生とシームレスにGTDに取り組めるのがハマった理由であろう。

さて、私の話に戻るが、私は家と会社、そして通勤中に均等にウェイトを置く以上、A4用紙+ファイルという重厚長大なシステムは導入が難しいと思った。
また、机の引き出しいっぱいのファイリングシステム、壁の本棚、机の上の書類受けというのは、アメリカという広い国の、カナーリexectiveな人を対象にしていると思う。
私はどちらにも当てはまらない。
それどころか、歩行や電車移動にかなり人生の重きを置いているので、やはり手帳がよろしい。

手帳というと差し替えができるシステム手帳、むしろ差し替えが出来ないモレスキン、A4の紙を挟みこんで活用する「超」整理手帳などがあって、ぼくはすべて試した。
過去のログにはその試行錯誤の様子が乗っていて、その時点で「これがサイコー!これしかない!」と興奮しているのがおかしい。



まずシステム手帳は、持ち歩くのがイヤにならないほどの大きさ/厚さのものと、家の巨大バインダーを組み合わせるのがよい。
それから、可能ならリフィルを自作して印刷するのがよい。
ぼくはこの用途でパーソナルレーザープリンターを買ったが、他の用途にも使えて非常にいい買い物をしたと思っている。



しかしながら、とりあえずシステム手帳は転記が重要である。
転記が苦にならない人が使うべきだ。
実際、転記は悪いことばかりではない、思考の洗練を手を動かして行うことが出来るからだ。
しかしぼくには合わなかった。
字が汚いし、モノをうまく管理できないのである。

次に手を出したのが超整理手帳である。
A4の紙をどんどん挟めること、最小限のものを持ち歩いて自宅の大ファイルとシンクすること、という考えでは、システム手帳よりもフレキシビリティがある。

超整理手帳はいろんな会社から物欲をそそるものが出ているが、何と言ってもクリア(透明タイプ)のフォルダーがよい。



これは思いっきり安物であって、一年に何回か使いつぶす覚悟がいいと思う。
透明は中に入れたものが見られる。
つまり好きなアイドル(でなくてもいいが)の写真を表紙にできるだけでなく、人生の十則、今月のカレンダーなど、あまり更新しない情報を「表紙」に出すことが出来る。これは素晴らしい。

あと、野口氏の考えは非常に勉強になるので、一度は目を通しておくことが望ましい。



固定式手帳の王者と言えばモレスキンであろう。



これはブランドであって、なんでっていうぐらいに称揚されているし、店頭でもよく見かける。
実際使ってみると非常に使いやすい。
まず表紙が硬くて立っていても書ける。
しおりがあるので最新ページにジャンプできる。
あと、人気があるのでどこでも手に入る。
しかしながら、値段が高い。
同じ厚さの本より高いのである。
これはやはり、問題だ。

あと、固定式でシーケンシャルの手帳であって、順番を入れ替えたり、情報を挿入したりということが出来ない。
しかし、そこが逆にいい、という考えもある。
時間軸に沿って何を考えたかを記録し、参照できるものが一つあるといい、という考え方だ。
銀行の通帳と同じである。

しかしながら、それを支える、自由に情報を整理できるシステムがもう1個欲しい。
モレスキンは言うところのユビキタス・キャッチャーという、なんでも捕獲できる虫籠として携帯し、家に帰ったら標本にして整頓するという考え方である。

そう思ってしまえばもっと軽いものでよくて、ロディアの切り離しメモという考え方もある。



これはモレスキンとは逆の発想であって、常に最初の1ページしか使わない、書いたらパソコンに必要な情報は浄書してピッと切って捨てる、と決めてしまえば、常に最初の1ページが書くページに決まっているので、起動は一番早い。

もっとも同様な発想は昔からあって、メモ用紙一枚しか保持しないジョッターというのもある。



これもなかなかオツなものである。
「ER」などに出てきた。

ここまで長々と書き連ねて来たが、ぼくは紙の手帳はすべて廃止してしまった。

とにかく、置き忘れるのである。
ぼくが置き忘れないものといえば、財布とiPhoneぐらいだ。
財布はさすがに置き忘れない。
iPhoneは、普段は大体音楽を聴いているので、これも忘れない。
ガラケー時代はミュージックプレイヤーと携帯電話が分離していたので、携帯をよく置き忘れた。
携帯を置き忘れる人って相当ぼうっとしているよ!
そういう人に紙の手帳が持ち歩けるわけはないのである。

本気で飲み屋やタクシーに置き忘れるのはあまりないが、家に忘れて会社に来たり、会社に忘れて家に帰ったりというのが本当に多い。
結構イイコトを書いていて、あとでこの続きを書こうとか思っているのでゲンナリする。

どうしてもPCもiPhoneも使えないときに、たとえば電話番号を書き留めなければならないことがあって、ぼくは絶対になくさない第3のものである、会社のセキュリティカード入れをジョッターに使えるのを買った。
abrΛsusの保存するメモ帳 with IDケースというのである。

h2_a_idcase.jpg

これはIDカードのケースの裏側にA4の紙を3回たたんで(つまり1/8、A7)入れて書くものである。
横ちょにペンケースもついていて、ぴったりのペンも売っている。
IDカードの裏にメモがあっていきなり書き出す眺めは、なかなかアホらしくて、ウケる。
これはぼくは使い続けている。
しかしあくまで非常用であって、販売元の推奨のようにこれを主力に使い、最終的にはスキャンしてEvernoteに入れるとか、そんなことはしていないのである。

紙が欲しいのは人にちょっとした情報を渡すときであって、これにはカードがよい。
ぼくは例のツイッター名刺というのを作って、これのウラに書いて渡すようにしている。
何かあったらウラの連絡先に送ってくれればいいのであって、これは手間なしだ。
しかし情報集約とはまた違う話である。

ということで、オンラインのToDoリストと紙の手帳はすばらしいものであるが、いずれもぼくは使いこなせなかったというところで今回は終わる。
スミマセン。。。
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テーマ : 雑記 - ジャンル : その他

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