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みなさんこんにちは、深沢千尋です。(公式ページ
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国策捜査?

タイミング絶好で小沢さんの第1秘書がタイホされたわけだが、やはりタイミング絶好でこの本が出た。



国策捜査、と言うことを小沢さんが言い出したとき、自民党の町村氏がこう言っていた「国策捜査などと言うことがある、と小沢さんが言っているとすれば、小沢さんが政権を取ったら国策捜査をやるぞ、と言っていることになるから、たまらない」これは問答になっていないと思う。

小沢さんが国策捜査と口にするとき、それに問題があるとすれば以下の2問になると思う。
 1) 国策捜査ということがありうるか。政治家は検事に指示を出して恣意的な捜査が出来るのか
 2) 1)が真実であれば、今回自民党はその能力を行使したのか。
ところが、町村さんはこの 1) 2) のどちらにも答えていない。
よって、小沢さんの疑問に町村さんは答えていない。
ただなんとなく「いやな感じ」を持つだけだ。
政治家は議論をするのが仕事な訳で、多少なりとも物事がはっきりと分かり、スッキリいい気持ちになるようにして欲しいものである。

さてでは、国策捜査とはあるのだろうか。

この言葉を聞くとパッと思い出すのは以下の件である。
 1) 住専スキャンダルの時に公金注入への批判をかわすために橋本政権が住専の経営者を逮捕させたとされる件
 2) 鈴木宗男スキャンダル。この件に関わった佐藤優氏の著書で「国策捜査」という言葉が一気に広まった。
 3) ライブドア事件。

この3つ目について、1審2審で負けて最高裁に望んでいる当の被疑者の堀江氏が、
 1) いかに自分の行為は犯罪性がないか
 2) いかに地検特捜部が強大な権力(捜査権と起訴権を両方持つ)を持っているか
 3) いかに捜査が熾烈な人権侵害か
 4) いかに経済犯罪で実刑というのが異例であるか
 5) なぜ「国策捜査」が行われたのか、その理由の推測
について書いた本である。

1) は、財務表が読めないのでよく分からない。でも、確かに人一人何ヶ月も拘束する問題か、と思う。

2)、3) はよく言われることだが、当事者が言っているので迫力がある。
別のテレビで聞いたことがあるのが、未決囚を監禁して精神的に追い込むことが冤罪工場になっていることが、在日米軍の犯罪の捜査権が日本に渡らないことの原因(口実)と言われているということだ。

4) についてはよく言われるが、同じ時期に同じ罪状が問題になった日興コーディアル証券は罰金刑で済んでいる。あと急成長中の企業のトップを月曜日に逮捕するのは異常だという言い分もあった。普通は金曜日に逮捕し、土・日に投資家に冷静に考える時間を与えるそうで、月曜日に逮捕があったためにライブドアは大量のキャッシュを持っていたのに大暴落した、これも合法的な嫌がらせではないか、という話も面白かった。

5) については、マスコミ権力にタテついたのが問題なのではないか、特に産経という国策で経済界が立ち上げたグループを狙ったことで、虎の尾を踏んだのではないか、と堀江氏は推測している。でも推測であり、その筆は若干他の部分に比べて弱い。ここがよくわからなかったのが、本書の不満と言えば不満である。

さて、本書で面白いのが、本筋からは外れたエピソードである。

堀江氏が選挙に出るとき「ライブドアの社長を辞めたら自民党は公認するよ」と言った、というのは衝撃的である。

また、「ホワイトナイト」SBI北尾氏(リアルタイムでこの事件をテレビでなんとなく見てたときも、この人物の登場が一番唐突で面白かった)が、かつて堀江氏が一番有名な「自社株100分割」を行ったとき近づいてきて、儲け話を持ち掛けた人物であるという話も出てくる。こんな話は本当に面白い。

さて、国策捜査は可能か、という話で言えば、本書を読んだ限りでは可能である。
地検特捜部という捜査権と起訴権を両方持つ機関が存在し、一方弁護士は自前で捜査しなければならない。
被疑者は未決囚であっても監禁されて責められる。
こんな状態であれば、どんな犯罪であっても産み出すことはできる。

さて小沢さんの件に関して言えば、迂回献金はやっぱよくないんじゃないの、と思う。
本書でも堀江氏は「娑婆に出てきていかに普通の人が法律を犯しているかということが分かった」と書いている。
たとえば賭け麻雀も、コインゲームも、裏ビデオも犯罪であろう。
法律が厳しくて、適応が甘い状態。
で、いざコトがあると、好きな順番に好きなタイミングで捜査が出来る状態。
こういう状態に我々は置かれているわけである。
まあ小沢氏は早く辞めた方がいいし、地検特捜部は痛くもない腹を探られるのが嫌なら自民党の議員にもガッと力を入れてほしい。
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