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深沢千尋

Author:深沢千尋
みなさんこんにちは、深沢千尋です。(公式ページ
文字コード【超】研究 改訂第2版NEW!」「すぐわかるPerl」「すぐわかる オブジェクト指向 Perl」の著者です。
ここでは、多くは技術的でないこと、ごくまれに技術的なことをなげやりに書いていきます。
メールは suguwakaruPerl@gmail.com まで。(アットマークは ASCII に)
Twitterはじめました。@query1000です。よろしく~

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それでも iPhone で十分だ

iPhoneやめましたという記事が話題なようだ。

※以下の文章で、スマートフォンではない従来の日本独自の進化を遂げた携帯をガラケー、と呼んでいますが、蔑称のつもりはありません。
※ぼくはゾウガメもイグアナも好きだし、ガラケーを生んだその日本の土壌を作った人間の一人という自覚があるので。

まず、ぼくは世間の人がSBMを使っていようとdocomoを使っていようと、ガラケーを使っていようとスマホを使っていようと、どっちでもいい。
Mac か Windows か、はたまた Linux かという議論が昔あったが、ぼくの周りは全部使っている人がほとんどだ。
Wii か PS3 かというのに関しては、本当に意味がわからない。
ゲーム機ぐらい両方買えばいいと思う。
野球かサッカーかというのも議論する人トンといなくなった。
「どっちも別に見なくていい。見たければどっちも見ればいい」というのが答えだ。
どっちかに肩入れする人が増えたところで、どっちかが致命的な打撃を受けるわけでもないのである。
にもかかわらずこの手の議論は盛り上がる。
宗教論争だ。
ぼくのような無縁の衆生にはよく分からないのである。

携帯の場合は多少そうはいかない。
あまり普通の人は2個持ちをしないからである。
そうすると、通信料金割引の問題が出てくるから、キャリア間戦争というのが勃発する。

でも、上の記事はじめ、iPhoneどうよという議論はそれを問題にしているわけではないようだ。
あくまで iPhone vs カラケーという図式であって、SBM vs 他キャリアという問題ではないようだからだ。
(もっとも、世間の人はそれを多少混同していることがあるようだ)
SBM もガラケーを出しているし、iPhone に docomo の sim を挿して使うことは難しくない。

さて、iPhone vs カラケーという図式であれば、人のことなんてホントどうでもいい。
iPhone<=>ガラケー間であっても普通に通話もできるしメールもできる。
ガラケーを使っているハッカーの人も多いし、iPhone を使っているテクノ音痴の人もそれなりにいるのである。
PC 着信規制をしているガラケーの人もいるという話だが知り合いにはいない。
ただ、iPhone vs カラケー論争も、Wii vs PS3 論争も世間のネットが好きな最近の若い人はそれなりに熱く燃えて戦っているようだ。
その気持ちは正直、分からない。
まあがんばってくれ。

もっとも、こういう、人は人でどうでもいい、という話は、ここ数年のロングテール現象からだと思う。
昔はあるものが流行ると本当にそれに宗旨替えしないと生活に困る、ということがあったので、ダサいものが流行ると本当に困った。
実害が、実感としてあったのだ。

上の「誠」の記事も、自分が iPhone にハマらなくてやめた、というだけの記事であって、別に使い続ける人をどうこういう記事ではない。
しかしながら、テクノマガジンの編集長の言であって、そこはやはりわれわれパンピーの意見とは自ずから影響範囲が違う。

まず上の記事だが、あまり質のよくない記事だと思う。
一番よくないのは、以下の2点であろう。

・iPhone 3G と iPhone 3GS の違いを混同している。
 著者の悩みの多くは 3GS にすれば解決する。
 日本のようにキャリアが SBM で Wifi 網がまだまだという環境では、端末の差が露骨に効く。
 まあ、3G を 3GS に買い替えるほど iPhone がハマらなかった
 (それほどガラケーを超絶的に使いこなしていた、ガラケーにドンピシャでハマっていた)
 ということで、非常に特殊な個人の意見である。
 そう書いているところではあるのだが、それが伝わらない。

・最後の方に出てきた、攻撃的な「iPhone 信者」の言はぼくもアホだと思うが、それを iPhone ユーザー、愛好者全員の意見と読めるような情報操作をしている。
 そんな人ごくごくごくごく少数派だ。
 ていうか同じぐらい「反・iPhone 信者」の意見を抽出することだってできるわけだ。

ということで、あまり感心しなかった。

にもかかわらず、なぜぼくがこんなに iPhone 3GS にハマっているのか、改めて自ら問い直すキッカケにはなった。
書き連ねてみよう。

・まずぼくは携帯を使いこなしていなかった。特にテンキーは、連打もポケベル打ちも苦手であった。
・iPhone は QWERTY 横打ちで打っている。これは明らかにオジサン打ちであって、iPhone もハッカーはフリック打ちが主流である。
・au ナビウォークや、NAVITIME はガラケーのキラーコンテンツではあるが、iPhone の「マップ」も負けず劣らず素晴らしい。
 都内で歩きであれば、ぼくは iPhone 側に軍配を上げる。
・通話はほとんどヘッドセットで行っている。
 ヘッドセットのジャックが普通の音楽プレイヤーと同じ、というところがiPhoneはすばらしい。
 携帯用と音楽プレイヤー用と複数のヘッドホンジャックを使うのは、ぼくにとって複雑過ぎる。
・携帯と音楽プレイヤーを2個持ちするのは大変である。
 ぼくはこのどちらかを忘れることが非常に多かった。
 今は音楽を聴いているときは携帯を持っているわけで、忘れることが非常に少なくなった。
・音楽を聴いているときに着信があり、シームレスに通話に移れるのはすばらしい。
・メールアドレスを Gmail に統一でき、それをプッシュ受信できるのはすばらしい。
・スケジュールを Gcal に統一でき、それをプッシュ更新できるのはすばらしい。
・Dropbox、SugarSync でクラウド経由で写真、動画を持ち歩けるのはすばらしい。

結局、ぼくにとっての iPhone のすばらしさは「透明感」--見通しの良さなのである。
シャープのノートワープロや、文豪mini、富士通のOASYSなどのワープロ専用機がしのぎを削っていた時、東芝のダイナブックが登場したときの「さわやかな風が吹いてきたような感じ」に近い。

もし、ぼくがものすごく厳しい会社に勤めて、「誠」の記事を真に受けた社長かなんかが iPhone 禁止令かなんかを出したとしよう。
ぼくは音楽プレイヤーとガラケーを二個持ちし、しょっちゅうどっちかを飲食店に置き忘れて電車で取りに行くことになる。
イヤホンを2個持ちすることになるが、どうせすぐ携帯の方はなくしてしまうので、しょっちゅうコンビニで買うか、あるいは携帯本体を顔に押し付けて通話することになる。
もう、携帯電話を顔に押し付けて話をするのがどんな感じか忘れてしまったが、携帯にのみ入っている情報を閲覧するときはどうするんだろうか。
機種変や水没のたびに住所録を移行しなければならない。
実は au も docomo も Web インターフェイスが整えられていて、その点では昔よりだいぶマシだが、Google 一発の iPhone とは比べ物にならない。
カレンダーも同様だ。
結局電子情報管理はあきらめてしまって、システム手帳を復活させることになるだろう。
システム手帳といえばこのブログでもずいぶん称揚してきたが、あれは面倒くさかった! あれは実はものすごくめんどくさかったのである。
音楽を聴いているときに電話がかかってきたら、まず聞き逃すか、あわててヘッドホンを引っこ抜いて携帯をさぐって出ることになる。
あー、ヤダ、ヤダ。
あの日にはもう戻れない。
戻れないんだよ!

結局 iPhone というのは「携帯が使いこなせなかった人」がたどり着く癒し系デバイスと言えるのではないか。
そんなぼくたちは、もう携帯に戻れない。
あまりいじめないでもらいたい。

あと「誠」の人はノートパソコンを持ち歩いて出先で開くのが平気な人のようだ。
ぼくはあれもダメだ。
起動を待ってられないし、e-Mobile かなんかのハンドシェイクを待ってもいられないのである。
Mac OS X や Windows 7 のスリープ状態でバッテリーが10時間ぐらい持つノートがあって、WiMAX が入っていて、WiMAX のカバー範囲が広がればあるいは、とも思うが、そうなるのはもっと先だ。
そして、混んでいる電車の椅子ででかいノートパソコンを開いている人、ぼくも昔やっていたが、あれはあれで迷惑なのである。
場所を食うし、ぶつかって壊しでもしたが何十万も損をさせる(しかも角が当たってこっちも痛い)。

もっとも、ぼくは自分がそれほど熱心な iPhone 信者とも思えない。
もし android が iPhone なみの音楽プレイヤーとしての性能を持っていたら、とっとと乗り換えてしまうだろう。
現在の iPhone は
・ハードウェアキーボードがないこと
・解像度が低いこと
・容量が小さいこと
・Flash が載っていないこと
・キャリアが SBM であること
・SD カードがさせないこと
・simpified media がバックグラウンドタスクで動かないこと
という大きな不満がある。

その点が解消された、見通しのいい端末が出れば、平気で乗り換えると思う。
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iPhoneがつながらない3つの理由

iPhoneはフツーの携帯よりも電波がつながらない。これは、

(1) キャリアの差なのか、つまり、docomo/au のスマホ(Windows Mobile、android、Black Berry Boldと比べてどうなのか)
(2) iPhone とフツーの携帯(言うところのガラケー)との差なのか、つまり、ソフトバンクの他のテンキー、折りたたみ式の携帯と比べてどうなのか

の2つの勝負のさせ方がある。
詳しく検証はしていないが、両方 iPhone の負けだと思う。

iPhone が負ける理由は、3つあると思う。

(1) SoftBank Mobile の基地局が少ない

普通にカバーエリアが SBM は狭い。
具体的にいうとぼくの実家、熊本県上益城郡では docomo、au がつながるところの多くで iPhone はつながらなかった。
これは後発で、国策企業ではなく、お金がないからしょうがないと思う。
ガンガン iPhone や SMAP の魅力でユーザーを増やし、基地局を立てて行けば改善する問題だと思う。

(2) 800MHz 帯の割り当てがない

カバーエリアであっても、大都会でも建物に入ると明らかに iPhone はつながらなくなってしまう。
具体的にいうとランドマークプラザの陳麻婆豆腐で docomo はつながるが iPhone がつながらない。
携帯の電波は波長が 2GHz のものと 800GHz のものがあり、前者の方が後者より光に近く、直進性にすぐれ、後者はより建物の浸透性に優れている。
docomo/au は 800MHz の電波を持っているが、SBM はない。
これは歴史的経緯、docomo/au は天下りの受け入れがあるが SBM はないから、その他、いろんな説がある。

(3) iPhone 自体、電波のつかみが悪い

iPhone は電波のないところからあるところに移動したときにアンテナが復旧するのがすごく遅い。
具体的に言うと、東急東横線の中で使っていて、菊名から地上を通って東白楽駅にアプローチしてもアンテナはバリ3(表示上はバリ5)のままだが、横浜から地下を通って東白楽駅にアプローチするとアンテナは圏外のままだ。
これも docomo ではそんなことがなかった。
携帯は通信していなくても、いつも基地局を探すために大量の電波を出している。
これを「吹く」と言うそうだが、iPhone は「吹き」が弱い気がする。
そしてそれは、高性能な OS やグラフィック機能、メディアプレイヤーや大容量のディスクをガンガン使用するために、バッテリーを制限する必要があって「吹き」を弱めているのではないだろうか。
(邪推だが)

iPhoneを使うときは、上の事情を理解して「今自分がiPhoneが使えないのはなぜか」というのを考えるとだいぶストレスの掛かり方が違ってくると思う。
その上で、

・自分の行動範囲がサービスエリアに入っているのかどうか
・自分は屋内で通信するタイプか
・自分は高速移動中に通信するタイプか
・自分の通信する範囲に(公的、私的な)Wifi網はあるか
・ガラケー、PHSと2個持ちするか、それともiPhone1個でいいか
・iPhoneをSBM の sim のままで使うか、docomo の sim を挿すか
・そもそも緊急通信が必要なタイプか(急に連絡してくる知り合いが多いか、営業職かなど)

を考えて、納得がいった人が使う端末だと、2010年の日本においては思う。

もっとも、そんなことをいちいちユーザーが気にするのはバカラシイ。
iPhoneがつながりにくいのは、他の携帯に比べて大きなディスアドバンテージだ。

SBM は Wifi や PHS 網との連携を強めて、携帯での絶対的な弱みをカバーしようとしている。
ということは逆に、携帯での絶対的弱みを解決するのはそうそうカンタンではないということだろう。

ぼくはといえば、都会から出ない生活で、それほど急を要する連絡もない。
Wifi網にも潤沢に恵まれているので、iPhone一本で全然困らない。
ただ、それはぼくの一方的事情で、それゆえにiPhoneにしたい人に一方的に勧める気にはならない。

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Fast Memoはイイネ!

iPhoneのアプリだが、毎日の記録をするいいやつを探していた。

to doというのはあるがhave doneに気を使われていないのが多い。
やったタスクを完了時間順に並べるだけで簡易日記になると思うのだ。
こういうのあるといいと思う。

あとはレコーディングダイエット。
これもいいのがない。
一日は線的だと思うのだが、面的なアプリが多い。
えっと・・・今日の昼ごはんを出して・・・時刻を選んで・・・というやつ。
パッパッとできないのでめんどくさい。
後から見ても見通しが悪いのである。

あとはどこに行ってなにしてなにした、というの。
一日の最後にまとめて書くのは効率悪くて、それこそ iPhone のアプリでちょっとした待ち時間に書きたい。
でもちょうどいいのがない。
Twitterにどんどん書けばいいようなものだが、差しさわりがあることは当然書かないし、あまりにも微に入り細を穿つことを書いていたらフォロワーもげんなりしてしまうだろう。
それ用のアカウントを作って非公開にするのもいいかなと思ったのだが、いちいち非公開のアカウントと公開アカウントを切り替えて、今のこの思いはどっちに書く、というのを考えるのがめんどくさい。
メモってそういうものじゃないんだ。

じゃあモレスキンにユビキタスキャッチャー、ということになるのか。
なぜ手帳じゃなくてモレスキンって書くんだろうと前からライフハックス系のブログを見ると不思議になっていた。
結果から言ってどんなメモ帳でおいいけど、モレスキンはこの用途用に実によくできている。
表紙が硬く、現在ページを指すしおりがついていて、開かないようにゴムがついている。

でも今度は、あまりにもこれに書いてしまって、あとで検索できなくなってしまう。
ぼくはしばらく紙の手帳を断つことにした。
ある程度ショック療法にしないと、iPhone に移行しない。
で、iPhone に移行しないと、結局あとで自分が苦しむのである。

ということでなんでもメモ、ジョッター用のアプリを探していた。
メモアプリならなんでもいいような気がするが、アプリを起動してから現在編集中のドキュメントを開くのに必ず一手間、場合によっては二手間以上あるのばっかりだ。
これではダメである。

そこで Fast Memo である。

前置きが長いよ!
これはいつも、いま編集中の文書の末尾がポンと開く。
キーボードも出っぱなし。
あとは書くだけ。
これはすばらしい。

横向きに対応してるのもいい。
ぼくは横向きQWERTY打ちなので、横向きに対応してないのは使わない。

あと、作者は気が進まない機能だったみたいだが、起動時にその瞬間の日時を挿入する設定がある。
これがすばらしい。
いま何年何月何日何時何分何秒、というのが自動的に入るからそのあと書きたいことを書けばよい。

で、一日の最後に(で、なくてもよいが)メールする。
これもメールアドレスが「ひとつだけ」決まっていて、そこにワンタッチで出せる。
この割り切りがすばらしい。
この作者はわかっているよ!!!
いちいちメアドなんか指定していられないのである。
同様にツイッターにもつぶやける。

これは本当にすばらしい。
115円は安い。

さて、現状では2つ不具合があった。
まず分かりやすいバグで、2009-01-16T22:00:00 のようにTという字が日時と時刻の間に入る。
これはすぐ直した方がいい。
まあ日時は作者が気に入ってないところではあるが。

※追記:バグではなかった。コメント参照

あと、メールだが、パケットが詰まっておくれないことがあった。
これはアプリのせいではなくて、iPhoneのせいか受け側の Gmail のせいであろう。
結局再起動して時間をおいたらできた。

ところが、そのメールが文字化けしてしまった。
具体的に言うと

MjAxMC0wMS0wNVQwNjo1NA0KODUuOGtnIDIyLjUlDQoNCjIwMTAtMDEtMDVUMDc6MDENCkNhbm9u
IExCUDUwNTCCzINog4mDQ4NvgVuSVIK3DQqDZ4NpgVuM8Iq3DQqOwIyxglCBfIJQkK6XnQ0KMjAx

みたいになった。
これはbase64というやつだ。

この現象も、アプリのせいなのか iPhone のせいなのか、うちの WiFi のせいか Gmail のせいか、インターネットが悪いのか、そもそも世の中が悪いのかよくわからない。

UNIX や Mac を使っている人はコンソールから decode-b で直せると思うが、Windowsの人は Perl で以下のプログラムで直せる。


# decodeBase64 -- base64をデコード

use MIME::Base64 qw(decode_base64);

while (<>) {
print decode_base64($_);
}

これを、化け文字入りのテキストを b.txt とすると、

C:\> decodeBase64.pl b.txt > t.txt

のように実行すると t.txt に平文が得られる。

ところが、t.txt を秀丸で開くと、0x0D の Mac 改行(秀丸上は←で表示される)と、0x0D0A の Windows 改行が混在する。
秀丸の正規表現で \x0D\x0A を \x)D に置換しようと思ったがうまくいかなかった。
この場合は全文をコピーして、別の秀丸の新規文書にペーストするとなぜか全部 Windows 改行になった。

上記のメールに関する現象は、なるときと、ならないときがあるので、メールを見て確認し、うまく送れないときは何回か送ればいいのではないだろうか。

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