さて、ダイエットの途中でブログが長期放置されているというかなり恥ずかしいことになっている当ブログであるが、別にリバって更新できなくなったわけではない。
順調にやせている。
ていうか長期停滞中。
89.5kgぐらいの感じだ。
ダイエットや英会話について報告するブログと、書評や時評を書くブログを一緒にするとあまりよくないという説があるので(まあ常識的に考えて「今日は0.5kg痩せたが、それにしても麻生首相は・・・」とか書くのはちょっとという気がする)フツーのことが書けなくなってきた。
でもダイエットは長期停滞中なので、毎日書くこともなかったのである。
ダイエットは、最近ウジャウジャあるオンラインサーヴィスに匿名で登録してそっちでやり、こっちはまた普通の偉そうなブログに戻そうと思う。いや、ことさらに偉そうにする必要はないんだけど。
さて、携帯電話選びであるが、結局docomo/シャープSH-04Aというのを購入した。
キャリア変更という大技に踏み切ったわけだ。
・どうしてもQWERTYキーボードで出先でメールを書きたかった(テンキーがおじさんにはムリ)
・PHS/e-mobile機との2個持ちも避けたかった
・softbankへのキャリア変更はためらわれる(家で以前友達のvodafonが入らなかったことがある)が、docomoならまあいいかという感じ
・以前 W-ZERO3 Advanced [es] に挫折した経験から Windows Mobile 機にあまりいい印象がない
・auはどうもスマートフォンに消極的な気がする。春まで例の「企業向け」HTC機がどうなるか待つ選択はなかった(HTC機は3.6Mbpsでもはや古い)
・e-mobile の dual diamond は食指が動いたが、タッチパネルなし、GPS なしというのがちょっと。EZ ナビウォークはすごく使う方なので
ということだった。
発売当日は BlackBerry Bold も出ていたが、ちょっと大きいね。電卓を顔に当てているような感じ。でもトラックボールはすごくいい感じがした。
HTC 機もあって迷ったが、BlackBerry Bold 同様 Biz パケホーダイになるところ、iモードが使えないところがネックになって選ばなかった。
SH-04A は22日にヨドバシカメラ マルチメディア アキバ館の前にテントでイベントをやっていて、通話、通信両方一通り試した。
スライド形態だが、これ開いたときに意外とホールド感があってよい。
QWERTY キーボードは大変打ちやすい。
W-ZERO3 購入時も、VAIO U101 購入時もキーボードに慣れるまでずいぶん悩んだものだが、これは結構デキがいい感じがした。
液晶の細密さも、字を大きくしてもぼやけたりしないのでいいと思った。
しかしテントでデモをしていた人が男性も女性も見事に操作をよく知らず、「その場で写真を撮ってブログにアップする」とかいうわけのわからないデモをやらせようとするのに閉口した。
こういうデモをする人の質って10年前から全然変わってないのだなあ。
結局「好きなサイトを見たいんですけど」「ちょっと友達と通話したいんですけど」とズバズバ言って使用感を試すのに結構な時間がかかった。
ということで結局購入。
最初は、メールが打ちやすい、見やすい、YouTube が見られる、というので興奮して、ああよい買い物をしたと思っていたが、だんだんちょっと灰色な感じがした。
まずブラウザのデキがあんまりよくない。
フルブラウザはデフォルト状態では細密すぎ、字を大きくすると画面がはみ出てスクロールさせることになる。
このスクロールの操作感があまりよくない。
また、タブで飛ばせず、Enterキーもない。
たとえばGoogle(トップメニューでいきなりGoogleに行けるのはよい)で検索語を書いて検索ボタンを押そうとしても、Enterもなく、タブもないので、横のボタンまでニュルニュルとスクロールして押すか、画面をタッチする。
この画面をタッチというのがうまくいかない。
慣れだろうか。
フルブラウザはPCモードの他にケータイモードというのがあって、これがひどい。
画面が崩れまくる。
同様の問題は au でもあったが、au の PC サイトビューアーは結構崩し方がうまくて、普段使いは全然ケータイモードでイケた。
この辺、後発機の方がデキが悪いというのが納得がいかない。
もっと納得がいかないのがiモードブラウザで、横ポジションにすると左画面半分になる。
右画面には「AQUOS」というロゴがずーっと出ているのが腹立ちを増す。
この左画面、携帯の縦画面全面も出していなくて、上が半行チョン切れている。
しかも字がでかい。メール画面、フルブラウザはもっと字を小さくできるのに。
ていうか画面いっぱいいっぱいに再レイアウトして欲しかった。
ここはEZWeb の方が絶対うまい。
HDML と Compact HTML の違いだろうか。
しかしもう携帯で Web が見られるようになって何年も立つのに・・・。
結局縦位置で、タッチパネルテンキーで見ろと言うことか。
しかしこれがやっぱりちょっとモッサリ感がある。
ハードの動きというだけではなくて、やっぱハードウェアキーと違ってタッチパネルはガンガン押せないのだ。
あとキーボードが不満である。
ShiftとFnキーは状態を持つキーではなくて同時押し。
これすごくやりにくい。
特にShift-A。指の太さとか器用さの問題じゃないと思うよ。
メーラーは快適。
やはり画面が大きいのとキーボードがQWERTYというのが効く。
でも細かいところでちょこちょこ不満がある。
たとえば今読んでいるメールを消す、という場合、PCだとDELキー一発押しである。
(ゴミ箱に行くだけだから確認がない)
あるいは「x」アイコンを押す。
Gmailでも似たようなものだ。
au携帯の場合は左ソフトキーに続いて数字キー、決定キーだったが、いずれも画面にガイドが出てきたので全然迷わなかった。
SH-04Aの場合、Fn+IでF2を呼び出し、下キーを2回押して削除にして決定ボタンを押し、さらに決定ボタンを押して1件削除を選び、はい、いいえを下キーで切り換えて決定ボタンを押す。
いや、全部タッチパネルでできるのだが4回押すことに変わりはない。
慣れればいいのかもしれないが。
これ、ショートカットでDとかできないのだろうか。
マニュアルを相当努力して見た限りでは見いだせなかった。
もっとも、購入当時はメーラーは使わず、iモードかフルブラウザでGmailを使う気でいた。
しかしブラウザが使いにくいのでこのもくろみは崩れたのである。
iアプリでリモートメールというのもあるが、これもちょっと。
やっぱローカルのメーラーがまだ使いやすいので「モバセク」というサーヴィスを検討している。
使ってみてまた報告しようと思う。
外見はスマートフォン、中身はガラケー(ガラパゴス携帯)というマシンである。
そこが味とも言えるのだが・・・。
結局初号機であまり使用によって磨かれてないマシン、ということかもしれない。
で、そのうち磨かれるのかというと、ちょっと望み薄である。
au 同様 docomo もユーザーがうるさいのでスマートフォン的な製品を出してみてはいるが、実はめんどくさくてそんなもの本気で開発していないんじゃないかと思うのだ。
ここが Softbank や e-mobile、Willcom のようなイケイケメーカーとの温度差がある。
au のガラケーはガラケーなりに洗練されてたんだなあ、と改めて思い知らされた。
だんだん坊主憎けりゃ、という気がするのだが、iコンシェルとかRメッセージ、Fメッセージという docomo からのお知らせがすごくウザい。
(iコンシェルはオプションなので早々に解約しようと思う。)
最初はこのすべてがそれぞれ違う音声を出していた。
ぼくは音声着信だけバイブであとは全部サイレントという圧倒的なサイレント派だが、この音声の切り方がわからなかったので docomo にサポートの電話を掛けたのだがものすごく時間がかかった。
サポセンに SH-04A で最初通話していたのだが、こっちの声が聞き取りにくいという。
確かに筐体が小さく、ぼくは顔が大きいので不安だったのだが、友達に電話するときはそれなりに声を張っていたので気付かなかった。
小さな声で話すと伝わらないようである。
あとメールで下書きをしてブログをアップする、というのもやりたかったのだが、コピー&ペーストがすごくやりにくい。
タッチだと途中で選択が切れてしまうし、スクロールだとすごく遅いのだ。
ということで、android 携帯や巷間噂されるキーボードつきの iPhone? かなんかが発売されたら早々に高い違約金を払って乗り換えることになりそうである。
それでもいつでもどこでも内容のあるメールが書けるのはすばらしいので、それだけでも乗り換えた価値があったとは思うが、相当ガラケーを使い込んでいて「ガラケーに QWERTY キーボードがついたちょっと便利なもの」が欲しいという気持ちで購入を考えている人はちょっと考えた方がいいかもしれないです。
いやあでも、ガラケーは偉いよ。今は au にちょっとすまない気がしている。
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