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深沢千尋

Author:深沢千尋
みなさんこんにちは、深沢千尋です。(公式ページ
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ここでは、多くは技術的でないこと、ごくまれに技術的なことをなげやりに書いていきます。
メールは suguwakaruPerl@gmail.com まで。(アットマークは ASCII に)
Twitterはじめました。@query1000です。よろしく~

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改訳という手があったのか!



本書はパッと見ると、同じ著者+訳者の本「ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則」の続編かと思うが、逆で、こっちが正編である。

以前別の訳者が「仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法」として出していた「Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity」の改訳版である。すごい。この手があったか!

両方読み比べたが、日本における最も有名なGTDエヴァンジェリストの田口さんが監訳されているだけに、新訳版はこなれていて読みやすい。マーGTDという言葉が全然広まってなかったときに訳語の選定から行った旧訳版の訳者さんは、それから7年間の間にGTDを極めつくした新訳版の田口さんに比べてハンデを背負っていたということもあろう。ご苦労様でした。

さて、外国の本は訳者が当然物を言う。
以前筒井康隆が「ヴォネガットの本はすべて浅倉久志が訳してもらいたい」と書いていたが同感である。

木村泉先生が訳書(「ソフトウェア作法」?)のあとがきに「テレビのコロンボは声優をやっている小池朝雄が「うちのかみさんが・・・」と最初から言っていたように思える。それをめざした」的なことを書かれていて、自信に満ちた翻訳者勝利宣言だなあと思ってブルった。
ぼくはワインバーグ、カーニハンの本はすべて木村先生に訳してもらいたい。
具体的にいうと「プログラミング言語C」を訳し直してもらいたい。
カーニハンの小池朝雄は木村先生だと思う。
ちなみにうちには岩波新書「ワープロ徹底入門」のサイン本がある。
東工大で勉強していたひとにもらってきてもらった。

サリンジャーの本は全部野崎孝に訳してもらいたい。
サリンジャーは自分の作品の管理を徹底してやった人で、ただでさえ寡作なのにちゃんとした新潮文庫になっている作品は非常に少ない。
でも他の出版社から単行本未収録作品がガンガン出ているが、この翻訳も新潮文庫と同じ野崎訳にしてもらいたい。
サリンジャーの登場人物があんなべらんめえ口調で話したと思わないが、もう野崎節がサリンジャーの文体としてインプットされているのである。

かくいうぼくも1冊、できるなら訳し直させて欲しい本がある・・・。
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テーマ : 実用・役に立つ話 - ジャンル : 趣味・実用

システム手帳が届いた~

なんちゃってGTDを始めてはや1ヶ月余、新年を迎えてついにシステム手帳を導入した。

tojiru.jpg

fILOFAX POCKET FINCHILEY。
ミニ6穴では最大の(たぶん)19mmリングである。
黒い皮だが、シボがあってやわらかく、軽い。
あまり革製品が似合わないと思ってる自分だがこれだと持てそう。

hiraku2.jpg

これが例の保存用バインダーから移したところ。
保存用バインダーがたぶん15mmぐらいなので、まだ全然余裕がある。
実は手帳を使ってもう1個プロジェクトをやろうと思っていたので、この余裕があるものにした。

最初は15mmリングのものをxx屋で買ったのだが、どうしても19mmのにしたくて、レシートを持っていったら、未使用だったこともあり、差額を追加で決済してこころよく交換してもらった。
よいこの皆さんは真似しないで、高い買い物は慎重に検討しましょう。

皮が柔らかくて1枚なせいか、ペタンと開く。
これはいい感じ。
このペタン感を探していたのだ。

しかし、難点があって、ペタンと開いて無造作に閉めると、リフィルがリングの片側に偏ってグシャリ、ということになる。

gusha.jpg

これは構造的な問題のようで、もともと入っていたサービスリフィルもぐしゃり状態で跡がついていた。

maeRefile.jpg

これ、綴じるときは1回リフィルを下に向けてリングの中央に寄せてから慎重に閉じてやると、ちゃんとリフィルが折れないで収納される。

sukkiri.jpg

これを習慣化せねばならない。
リングの大きい宿命かという気もするが、ちょっと気が重い。
開いて、閉じるだけで、グシャリとなるのである。
ついやってしまいそうだ。
誰か解決した人はいらっしゃらないだろうか。

さて、fILOFAXはデザインポートという会社と提携して名入れサービスを用意している。

字を選んで入れてもらうコースと直筆サインコースがあって、前者の方が安いのだが字数制限がきつい。
そこで一計を案じて、直筆サインコースを選び、プリンターで文字を打ち出したものを「直筆」として押してもらうことにした。
これで個人用のメールアドレス、?????????@gmail.com だが、19文字押してもらうことができた。

hakuOshi.jpg

このできばえは満足。
ハンコも送ってくれて、次回からはこれで別の手帳にも押しますよだそう。

テーマ : お買い物 - ジャンル : ライフ

本当にあったオヤジギャグみたいな話

なんに載ってたか忘れたが(唐沢俊一の一行知識掲示板?)、フランスの詩人アルチュール・ランボーは、アル中で、ランボー者だったそうだ。

テーマ : どうでもいいこと - ジャンル : ライフ

腕立て伏せその後

fujisan.jpg

腕立て伏せであるが、やってますよ。
先週第3週を終わった。

このプログラムの中に書いていないのが、途中で失敗したときの対処法だ。
たとえば第3週第1日目の3セット目は18レップやれ、と書いてある。
これが17回でピクリとも動かなくなってしまったらどうするか。

これはこうすることにした。
とりあえずその日は、その失敗がなかったように済ませる。
で、その週も、その日の失敗がなかったように残りの日を全部済ませる。
で、次の週は、前の週のプログラムをそのままやる。
(失敗してできなかったから)
で、できるまで同じ週を繰り返す。
これでいいんじゃないだろうか。

あと、セット間の休憩だが、ぼくは息が下がるまで休んでいる。
これだと休みすぎかなとも思うが、それがちょうどいいのかなとも思う。
合間に自己啓発書をちょっと読んだり、Perfumeの「dream fighter」のビデオを見たりして高めている。

あと、水分を多めに取った方がいい。
運動の直前とセット間に多めに取った方がいい。
水分はATPサイクルや乳酸の代謝など、筋肉パワーを出すのに必要なのである。
気分はアイアンキングである。
(古いから!)

ということで第1週、第2週(失敗)、第2週(成功)、第3週(失敗)と来て、今日は2回目の第3週の第1日を成功したところ。
来年の2月には100回腕立て伏せが出来ているはず。

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訳書が好きな本の原書をあえて読む

404 Blog Not Found~訳すな、訳してもらってから読めというのが勉強になる。

英語の本を読めるようになりたかったら、まず訳書を3回ぐらい読んでからその原書を読むと効率的に英読力が付くという話。なるほどー!
頭脳と英語力で知られる弾さんだが、こういう地に足がついた勉強法もざっかけなく教えてくれるところがいいなー!

でも思った。だったら最初から訳書でお気に入りの本の原書を読めばもっと早いのではないか。そう思ってこの本を注文した。
黒後家蜘蛛の会
これなら訳書をほぼ覚えてしまっているからである。

アシモフの推理モノは面白い。他にも「象牙の塔の殺人」(「死の匂い」改題)というのがあって、これはなんか刑事コロンボそっくりのキャラクターが出てくる。小説の方が先。解説にも「刑事コロンボのキャラクターは『罪と罰』のポリフィーリィ予審判事が元という説が有力だが、もしかするとアシモフのこの小説がモデルの1つかもしれない」などと書いている。

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ダンドリ君



セコいで思い出したが(ヤな思い出し方だなあ)泉 昌之著の「ダンドリ君」は最高だ。
最近流行っているライフハックスの元祖だと思う。
ライフハックスというのは最近はカッコいいこととされているが、もともとちょっとセコいというか、いじましいというか、細かいことに喜びを感じる人が好きなことだと思う。
で、それをダンドリ君が見事に体現していると思う。
この一人暮らし感がたまらなくイイ。

前川つかさの「大東京ビンボー生活マニュアル」というのもいいが、あそこまでいくとちょっと共感度は薄い。でもどっちもオススメ。

泉 昌之は久住昌之と泉 晴紀のコンビだが、久住昌之は谷口ジローと組んで「孤独のグルメ 」というのも出している。
これはなんかイタリア・フランス・スペイン・イギリス・ブラジルで翻訳出版されたそうだ。こんな日本ローカルな漫画がなぜ! そこが逆にウケたのかもしれない。でもこっちのマンガも好きは好きだけどあまり共感が湧かなかった。主人公の飯の食い方がめちゃめちゃダンドリ悪いのである。そういうテーマのマンガではあるのだが。

テーマ : どうでもいいこと - ジャンル : ライフ

家計簿の付け方

kakeibo.jpg
家計簿さえ付けていれば、ちょっとはお金が貯まるんだと思いつつ、付けられずに生きてきた。
ここのところ付け続けて3ヶ月に突入した。
数十年付けられなかった男が3ヶ月間付けているんだから、これは結構合理的な付け方なんじゃないか。
そう思って付け方を公開する。

まず、家計簿はパソコンソフトを利用する。
ソフトの選択だが「マイドキュメント/ソフト名」とか「Program Files/ソフト名」のようなパソコン固有のフォルダではなく、個人の好きな場所にデータを保存できるものがよい。
で、データの保存先をDropboxにするのである。
これで、ふだん使っているパソコンで更新が出来なかったときに、その同じデータを別のパソコンで更新できるのである。
これが大きい。

あとはソフト選びである。
銀行口座とお財布の間の移動がカンタンにできることも含め、やはり専門ソフトがいい。
ぼくは記帳風月というのを使っている。
ライフハックス的にはプレーンテキストがいい、データをサポートするソフトがなくなるとこわいから、というのだが記帳風月は Microsoft Access .mdb である。
これがサポートされなくなる日はまあないのではないだろうか。

記帳風月にはちょっと要望があって、〆日を毎月変えられるようにして欲しい。
具体的にいうと「給料日が銀行休業日だった場合その前営業日に前倒し」というのが出来るようにして欲しい。
これができないと結構具体的に困る。
現在は最近月だけを記帳風月で管理して後はエクセルで管理分析している。

さて、日々のお金の使い方である。

レシートを必ずもらって財布に入れる。
これは基本である。
よくもらわない人がいるがあれは損である。
最近はコンビニに専用のゴミ箱が置いてあるがあれはお店に有利な罠ではないだろうか。

というのは結構返品したいことがあるのである。
最近ではヨドバシで「携帯の充電器をください」というと「純正品がないですがサードパーティ製でいいですか」というので「いいです」というと、純正の充電器をつないで使うクレードル的なものをくれた。
翌日普通にレシートを持って行ったら、くだんの店員がいて返品してくれた。
ポイントはそのままなので結構太かった。

あとこっちのせいだと思うのだがシステム手帳のミニ6穴とバイブルの間違いというのがよくある。
バイブルのリフィルを買ってしまうのだがこれはたいてい交換してくれる。
先日はバインダーの方を交換してもらった。

さて、レシートをためているとレシートをもらえない出金というのがある。
自動販売機とか食券の店とかだが、これは手元のメモに書いておく。
ぼくはジョッターを使っている。
あと財布に1枚紙を入れておいて書くのもいい。
どちらにせよ「お小遣い帳を独立に作ること」だけは避けたほうがよい。
今日1日のレシートがもらえない出金だけ記録すればいいのである。
紙一枚でよい。

さて、家に帰ったらレシートとあと銀行の利用明細を時間順に重ね、一番上に日付を書いた紙を重ねてホチキスで綴じる。
そこにレシートのない明細を書く。

レシートをノートに貼ったりしたくなると思うがあれはめんどくさい上にあまり意味がないと思う。
ぼくはこのレシートの束を書類用の箱にガンガン貯めている。

さて、レシートの束が出来たら、記帳風月に起票する。
起票したレシート(または1枚目の紙の明細)はボールペンで斜線を引いて消していくとよい。

これだけ。

週単位、月単位で出費を分析する。
意外と無駄遣いが止まってビックリ。

※追伸

1日単位だと金額はほとんどピッタリ合うが、まれに合わないので、その場合は「使途不明金」という費目を立てる。
1日単位だとそれほど被害はない。
毎日つけるのがいいよ。
しかしセコいエントリが続くね。

テーマ : 暮らし・生活 - ジャンル : ライフ

おつり血風録

おつりにはこだわる方だ。どうこだわるかというと、財布の中の小銭を可能な限り少なくする。
60円の自販機のコーヒーは110円入れて50円玉が1個カチンと出てくるのをもらう。

たまに先に100円入れて商品選択ボタンがオンになってしまうと10円を受け付けない場合がある。
これを避けるためには先に10円を入れて後で100円入れる。

120円のコーヒーを買うのに1050円持っていたら、50円を入れてから1000円を入れて、930円をもらっていた。これ、1000円入れたら50円玉が2枚になってしまう。

でも自販機はダンドリクラッシャーで、上の場合100円玉9枚と10円玉3枚をじゃらじゃらよこす場合がある。
これ、500円玉が切れているからかと言うと、常にそうではないらしい。

以前住んでいた駅の売店に態度の悪いばあさんがいて、可能な限り最大のお釣りを寄越していた。
とにかく500円玉はくれない。
120円のコーヒーを1000円札で払うと、100円玉8枚と10円玉8枚を寄越す。
必ずである。
「おばちゃん500円玉と50円玉ないの」と聞くと「ないよ」という。
毎日そのやりとりをしてはムカついていた。

じゃあ他の店で買っていけばいいような気がするが、駅そばを食べてからそこでコーヒーを買う、というダンドリがよかったのである。
小銭を減らすために前もってコーヒーをコンビニで買って持ち歩く、というのは考えられない。
ホットは冷めるしコールドはぬるまってしまう。

あまりにも毎日そのやりとりが続くので「おばちゃん、毎日ないってことないでしょう」と聞くと「あんたはうるさいんだよ!」と言われた。
これは問題である。

すぐにクレームの電話をした。どこへというと私鉄グループの代表問い合わせ番号に。
すると売店は○○興行(吉本興業でも大川興行でもない)の管轄だからそっちに電話しろという。
そっちに電話すると親切な応対をしてくれた。
まず、なぜそういうお釣りの出し方をするのか聞くと「私たちにはわからない」という。
社是としてそういう指導をしているのかと聞くとそういう事実はないという。
「あんたはうるさいんだよ」というのは○○興行の用語として適切なのか聞くと、それはまったくもって申し訳ないと言う。
早急に調査し、結果を報告すると言う。

ほどなく電話があって、あらためて謝罪があり、「管理する小銭の数を減らすためにそういう方針を採っていた」という言質を取った。
「それはそうするのが○○興行の社是なのか。売店は小銭管理のコストを客に支払わせるべきなのか」
というと「そういうことはない、改善する」と言った。

翌朝行ってみると、ばあさんがプラスチックのストッカーに小銭を分別して入れていた。
そうだよ、お店は小銭管理のプロだから、そういう工夫をすればいいんだよと思った。
もっとも、そのばあさんから物を買う気になれず、その売店をもう使うことはなかった。

同じような問題は沿線の他の売店でもあったのだが、この日を境になくなった。
ぼくの1本の電話だけが理由と言うことは当然なくて、そういう小競り合いが毎日あったのだろう。
正面切ってクレームしてきたのが改善のキッカケにはなったと思うが。

しかし自販機はあいかわらずひどい。
とくに同じ沿線の券売機がひどくて、平気で大量の小銭を吐き出す。
それを見ると、例のばあさんが中に入ってるんじゃないかと思う。

さて、どうしても小銭がたまるので、会社と家に大きな貯金箱を1個置いて、そこに投げ入れ、週一で銀行に入金していた。
ところが、ATMで小銭を受け入れるところがどんどん少なくなったのだ。
具体的に言うと、有人店舗が急速に無人化し、無人店舗では小銭を引き取らない。
銀行の個人サービスは急速に落ちている。
これは、貧乏人の相手を銀行がしなくなったからと森永卓郎が言っていた。

それでも小銭を律儀に引き取ってくれるところがあって、郵便局だ。
でも、ATMにじゃらじゃら入れていたら「小銭を大量に入れるのはご遠慮ください。窓口で無料で両替します」と張り紙が張られた。
そこで窓口で小銭を出して入金することにした。
郵便局の小銭は、フィリピンにいる娘の送金口座にしている。

なぜこのテーマで急に書いているかというと、今朝こういうことがあった。
ファミリーマートで毎朝3千円引き出すのだが、このとき2千円札と千円札が出てくる。
毎朝必ずである。
横を見ると、3千円以上はそうさせてもらいますと書いている。

2千円札はゴキブリと同じぐらい嫌いだ。
間違いのもとである。
ぼくはあわててフリスクかなんかを買って両替するようにしている。
ファミマの思う壺だ。

それも業腹なので隣の松屋に行って、ソーセージ定食410円の食券を2千円札で買った。
すると!
500円玉3枚と10円玉9枚が出てきたのだ。
これはすごい。
千円札がないわけないから、お札を戻す機能がないのかもしれない。
でも1万円札入れたらまさか500円玉が19枚は出てこないよなあ。

いずれにしても、ぼくが二千円札や小銭を持ちたくないのと同様に、産業界は明らかに二千円札や小銭を消費者におしつけようとしている。
戦いだ。

最近は東急ストアのポイントカードの部分使用を駆使して「20円だけ使います」とかやって財布の中身を最適化している。

テーマ : どうでもいいこと - ジャンル : ライフ

結果目標と経過目標

年を取ると自己啓発本というのが読みたくなる。

絵空事の小説を読んで感動したり、教訓を得たりする方が精神の作用としては明らかに高度なので、「手帳をつけるだけで年収10倍になってスッキリやせて英語もできて云々」というような本を電車の中で読んでは、年収が10倍になってスッキリやせて英語もペラペラの自分を想像してニコニコして家に帰り、おしっこして寝る、というのは、どう考えても明らかに老化現象だ。といいながら今日もまたそういう本を選んで読んでしまう。



「成功本50冊「勝ち抜け」案内」(自己啓発本という言い方が一般的だが、確かに難しげに言い換えているだけで「成功本」という方がシンプルでいい)という本は、「成功本を読むのはエロ本を読むのと一緒」と喝破していてなるほどと思った。こういうシニカルな目を持ちつつも、世にあふれる成功本のここをこう読んでこう役立てろ、と批評的に書いている。で、この本全体がもうひとつの成功本になっているのだ。これは面白い。

さて、病院の待合室で読んだ「日経なんとか」という本に書いてあったのだが、人間の目標には「結果目標」というのと「プロセス目標」というのがあるそうだ。

結果目標と言うのは、年収ン千万とか、体重何キロ減とか、TOEIC何点という目標のことで、普通目標と言うとこっちを指す。こっちを達成しないと意味がない。
しかしこっちばかり見ていると「時の運」に見放されたときにツラい。「ぼくは人一倍がんばってるんだけど運が悪かったからなー」という言い訳にもなる。

もう1つのプロセス目標というのは「毎月ン万円天引きで貯金する」「毎日何分ジョギングする」「毎日何個単語を覚える」といった経過の目標の方で、こっちは言い訳がきかない。今日それをやらなかったのは他でもない自分のせいだ。当たり前の話のようだが、ぼくはこの2つの区別もついていなかった。

もっとフワッとした目標についても、たとえば職場で人気者になる、という結果目標に対して、1日10回ありがとうという、というプロセス目標が考えられるそうだ。なるほどー!

思ったのは、たとえば早寝早起きは体にいいからやろう、と決めたとして、早寝というのはプロセス目標だ。テレビを減らして、ネットを減らして、早く布団に入る。しかし早起きというのは結果目標ではないだろうか。どんなに早く寝ても寝過ごすことはある。

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アメリカ人の恋愛観

gus.jpg

まあ外資系の会社にいるのだが、アメリカ人の男と恋愛話をして面白かったことが2回ほどあったので書く。

まずは会社のパーティで、パット君という人に「フカザワさんはガールフレンドは作らないんですか」と聞かれた。
ぼくは「じゃあアメリカ人の彼女が欲しいので、今度紹介してください」と言うとゲッみたいな顔をして、「何を言ってるんだよ! 日本の女は最高なんだよ!」横にいたダリル君という黒人もウンウンとうなずいている。
「えっなんで。アメリカの女の人ぼく好きだなあ。メグ・ライアンみたいな人」というと「ダメだよあんな人は! アメリカの女は主張とかするんだよ!」という。(シュチョウって最初なんのことか分からなかった)
「いや、いいじゃん、主張ぐらいどんどんしてもらえば」というと「だって、つまんない主張だよ!」

その2。台湾に出張に行ったときサムさんと言う人と飲んだ。
外国に行くと英語がしゃべれるのはなぜだろう。
「Chihiroはガールフレンドを作らないのか」というから「うん、ぼくはアメリカ人の彼女が欲しいので、じゃあ今度紹介してよ」というと、結構長い話になった。
(以下サムの話)
ぼくはカリフォルニアで生まれて育ったのだが、女性はみんな気が強くてデリカシーがなかったので(いや、知らないけどサムはそう言っていた)誰とも付き合わなかった。
30歳になって、テキサスに行ったとき、すごく素敵な女性にあった。
長いスカートをはいていて、少女のようなはにかみと、つつましさを持っていて、ああアメリカにもこんな女性らしい人がまだ残っていたのかと思い、こういう人なら付き合ってもいいと思った。
その夜は遅くまでお酒を飲んで、すごくいいムードになった。
ぼくは酔っ払って「アメリカ人は魂をなくしている。ぼくはすごく悲しい」と言った。
彼女は大きくうなずいて言った。
「サム、あなたの考えはすばらしいわ。私もまったく同感よ。私はねえ、思うの。アメリカはやっぱり、奴隷制度を復活すべきよ!」
ぼくは、ああまだ深い関係になる前でよかったとつくづく思った。翌朝早く、ぼくはバイクに乗ってテキサスから逃げ出したのさ。

テーマ : どうでもいいこと - ジャンル : ライフ

瀬尾一三は編曲者

THEポッシボーというアイドルグループがいて、つんく♂がプロデュースしている。
(急になんだよ>俺)
ぼくは好きで応援しているのだが、最近公式ブログが楽天からアメーバブログに引っ越した。
http://ameblo.jp/thepossible/
それはいいのだが、引っ越して数日経つのに全然検索順位が上がらない。
「THEポッシボー」で検索してもアメブロが出てこない。
いわゆるSEO対策がなってないのだ。

思い返せばぼくのこのブログ
http://supee.blog121.fc2.com/
であるが、自分の名前で検索してみると、作成して数時間ですぐ検索順位が一位になった。
まあ母集団の大きさが全然違うわけだが、それにしてもFC2ブログはすごい。

これはやはり、ドメイン方式の違いだろうか。
 http://ameblo.jp/xxx/
よりも、
 http://xxx.blognnn.fc2.com/
の形式の方が、SEO的には有利、ということが、いわゆるアフィリエイトが好きな人のサイトにはよく書いているわけだが、それだけのことでこんなに差がつくのだろうか。

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iPodにいつのまにか知らない曲が

iPodを新しいマシンでシンクしたら、知らない曲がいっぱい入っていた。
聴いてみると意外といい曲が多い。


Aisha Duo / Quiet Songs


Habib Koité and Mamada


Karsh Kale / Realize

最初はiTMS(Apple)が勝手に入れてきたのかと思ったら、Microsoftのせいだった。
Vistaのサンプルミュージックに入っているのだ。
他にもいろんなアーティストが入ってくるが、上の3つが特に気に入った。

これ、聴いているうちに気に入って、結局iTMSで買ってしまった。
Aisha Duoはマリンバとバイブ(木琴と鉄琴)のデュオで、静かなジャズ。
Habib Koitéはアフリカの人(大雑把な言い方)で情熱的な歌だ。
Karsh Kaleはインド系の人のハウス/テクノ。

いずれもちょっとオルタナティヴな音楽で、洋服とか買いに行くと掛かっている若い人の音楽で、こういうの家でもいつも聴きたいな、でもCDの探し方が分からないなと思っていたものである。
こういう音楽が3枚も買えてハッピーだ。

いわば音楽の押し売りだが(MSのおかげでAppleが儲かってしまったわけだが)こういうのもっとやっていいのではないだろうか。
新しい音楽を探すだけのためにFMとか聴いて、通俗的なヒット曲を聞き流したりするコストを払う若さは、もうない。
しかしiPodに勝手に入ってくる分にはピッとスキップ/削除すればいいので手間いらずだ。
なにしろ1曲まるごと入っているのがいい。

さいきんはiTunesが、すでに入っている音楽の傾向によって新しい音楽を進めてくるGeniusというのをはじめたが、いまいちおすすめがよくわからないし、iTunesの起動もすごく遅くなる。iTunesというソフト、ぼくは遅いし、重いし、使いにくいと思うのだがどうか。

テーマ : iPod - ジャンル : コンピュータ

赤は消えやすい

ブログは1日1更新、と決めていて、なんとなく寝る前に更新していたが、自宅で仕事にハマって翌朝に持ち越すことが多いので随時更新に変えた。
そうするとその日のうちに書きたいことが出てくるかもしれないが、しょこたんばりにバンバン書いて行こうと思う。

食後腹ごなしに散歩していたら、自宅の近所でこういう掲示を見つけた。

yuuwaku.jpg

「誘惑に」である。
なんかムード歌謡の告知だろうか。
誘惑にどうすればいいのか。
逆らおうか。それとも身を任せようか。
そもそもこのたっぷりした間はどうだ。
いろいろ想像させる、高度な表現技法だ。
いやそんなわけはなくて、その後に続く言葉が色の関係で退色して消えているのである。
それでも普通文脈で分かるものだが、「誘惑に」だけは本当に不明である。
だいたい誘惑のことを町内会の人にいろいろ言われなきゃいかないいものか。

このパターンはめずらしい。
というのは赤が残っているからだ。
普通よくあるのが黒赤2色で書いていて、赤が消えてるパターン。

tou.jpg

「□□□に入党しませんか」
「□□□□を読みましょう」
見事に要点が欠落している。
これでは公明党に入党して聖教新聞を読めばいいのか、共産党に入党して赤旗を読めばいいのか、ジャコバン党に入党してベルサイユのばらを読めばいいのか分からない。
下のほうにご意見やご質問があれば自民党県連に聞けみたいなことが書いてあるから、自民党県連が何らかの情報を握っている蓋然性が高いが、わざわざ聞くほどの興味もない。

houkiGirl.jpg

なんだこれ。
箒を持った少女がニコニコ笑って立っているだけだ。
こういうイタい子が徘徊しているから気をつけてくださいということか。
このポスターあちこちに貼ってあってコワいんですけど。

ペンキは退色する。
これほどの事例、ポスターとしてまったく意味をなさない事例が放置されているのに、何の手も打たれていないことに、かつてものづくり日本の名を馳せた我が国の技術の退廃を見るのは私だけか。(お前だけだよ!)

あと関係ないけど川沿いの自転車置き場にヘアカットの練習用の生首が置いてあった。

namakubi.jpg

なんだこれ怖すぎますから!
自転車をちゃんと置かないとお前もこうなるぞという警告?
カラス避け?

テーマ : どうでもいいこと - ジャンル : ライフ

勉強嫌いの人の気がしれない

benkyou.gif

学校の勉強ごとが結構好きであった。
今でも参考書とか見るとワクワクする。
あなたの本は学習参考書みたいですねと言われたことがあるが、望むところだし、褒め言葉と受け取っている。
くだけた学習参考書が好きで、一番好きなのが「国文法ちかみち」というやつと「なべつぐのあすなろ数学」というやつだ。
「なべつぐ」の方は今も自分で本を書く時の下敷きになっているような気がする。

「いい学校に入って将来ラクをしたいから勉強する、とか、先生のウケをよくしたいから勉強する、というのは不純で、知識/教養は役に立つから勉強は必要だ」という議論があるが、それもまだ不純だと思う。
勉強はそれ自身楽しいからするのである。
役に立たないことがまた楽しい。
年号の覚え方とか楽しい。自分で考えると楽しい。
こんなことを書くと変わり者と思われるか、ウケを狙っていると思われるかもしれないが、本当だからしょうがない。
じっさい電車の中で「脳トレ」とか「漢検ドリル」とかしている人がいる。
あれ明らかに勉強好きではないだろうか。

ビックリマンカードとか駅の名前とか、子供は覚えることが大好きだ。
あれは勉強以外の何者でもない。
子供のみんな!(読んでないか???)勉強はオタク的な関心を持って、それ自身を楽しんでするといいよ。

ヘンな知識が出てくると盛り上がる。
「テニスコートの誓い」とか、「ぞなんやかこそけれ」とか、有名どころではイオン化傾向とか余弦定理とかである。
あれは覚えておくと大人になっても宴会芸で盛り上がる。そういう意味では役に立つ。

教師嫌い、あと学校というシステムが嫌いなのは仕方がない場合もある。
しかしそれと、勉強嫌いを混同してはいけない。
学校と言うのは教師が答えを知っているクイズを無限に出しているような構造である。
クイズ番組で司会者はスターではない。
スターは回答を知らないバカ回答者の方である。
スターは君たちだ!(大丈夫か俺?)
よく、自分が答が載っているアンチョコ教科書を持っている立場の強さを権力とカン違いして、親が払っている税金や授業料で雇われているくせに客である生徒をかさにかかっていじめている教師がいるが、そんな教師に当たったからと言って学問の崇高な楽しさがいささかも損なわれるものではない。教師がたとえいやな奴でも、勉強は勉強でやればいいのだ。昔の学者は面白い人が多かったらしいよ。
ぼくはよく休みの日にヒマだったので部屋で教科書を読んでいて、通読してしまっていた。
それでそこそこ点が取れたこともあったものだ。

まあしかし、今思うと成績は悪かった。
あそこまで勉強好き風の言動、生活をしていたのだからもっと成績がよくてもよかった。
でも別に成績が悪くても勉強好きならいいんじゃないだろうか。
今思うともう1回勉強したい。
学生は昼日中から酒も飲まずに「織田信長が」とか「太陽系が」とか言っている。
あんないい身分はない。
体育も楽しい。大人になってからスポーツクラブに入るとすごいお金取られる。
俗悪な教師の雑言と、あと成績さえ気にしなければ、学校はパラダイスである。

よく「ガリベン野郎はぶっとばせ~」みたいなアニメの主題歌があるが、ウソ八百である。
アニメの主題歌を書くような人はみんなそこそこ学生時代に勉強している。
あれはマーケティングを計算して俗ウケするような歌詞を作っているのだ。
本気にするのはバカである。

もっと奥深い陰謀的なものを感じる。
前にも紹介した「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」によると、アメリカ人の、それも白人エリートの多くはキリスト教原理主義の一流派である「福音主義」に則って、神の言葉たる聖書以外の情報は触れずに済ませるのが正しい、と思っているそうである。
具体的に言うと進化論を教えてもらえない。
(進化論が正しいかどうか知らないが、教えてもらえないのは問題だ)
その結果ごく普通の裕福に暮らしている人が本当に何も知らない、いわゆる「羞恥心」状態だそうだ。
詳しくは上の本にて。

で、そのもっとマイルドなのが日本人の勉強蔑視、よく聞く「学校の勉強なんかよりももっと大切なことがあるんじゃないか」的な考え方ではないかと思うのだ。
つまり、一般庶民が下手に学問を覚えると面倒なことになると思っている組織の陰謀があるのではないか。

学校の勉強は本当に役に立つことは教えてくれない。
具体的に言うと今ニュースでやっている強行採決とはどういうことなのか、消費税とはなんなのか分からない。
暫定税率なんてなんですか、という話である。
株とか債権とか投資信託とか夢の世界である。
そこまで高尚な問題でなくても、アパートを借りるときに賃貸契約書に書いてある言葉が分からない。
ああいうの教えて欲しい。
具体的には法律、契約、ゼニに関することを教えてもらいたい。
石器時代がどうとか、そういうのは本当に勉強が好きな人が大学に入ってから好きでやればいいんじゃないだろうか。
例の「夜こっそり埋めて昼改めて発見し直した人」のせいで教科書を大幅に書き直さないといけなかったそうじゃないか。
物理は微分と力学をバラバラに教えるが、あれは大変だ。
大学に入ってから力学を微分で教え直す。二度手間だ。
国語の教科書は、友達を裏切ったら首を吊って死んだとか、温泉旅館に行ったら窓のところでハエが死んでいたとか、おばあさんが吹き溜まりで死んでいる死人の髪の毛を抜いてお金にしているとか、穴から出られなくなった山椒魚が腹いせに蛙の自由を奪うとか、なんでああいう暗い悲しい話ばっかり載せるのか。
ああいう話の味が分かるのは中年になってからである。
そういう話ばっかり選んで載せるのは、本を自発的に子供が読まないようにしようという国家的陰謀ではないか。
本屋にはもっと血沸き肉踊る本がいっぱい置いてある。
しかるに、そういう本を読んでいたら勉強をする時間がなくなって成績は下がるわけである。
青春は読書だなんて嘘っぱちだ。
体育はもっと実際的な救命活動を教えた方がいいのではないか。
これはテレビでやっていたが、服を着たまま水に突き落とす着衣泳というのがあって、これがなかなかできないそうだ。
クロールとか平泳ぎとかバタフライとか、オリンピック選手になる練習は才能のある子が部活でやればよい。
まず「本当に海に落ちたらどうやって助かればよいのか」を教えるべきではないか。

こうやって考えると、勉強なんてあんなもの何の役にも立たないよと口癖のように言う人が世間に多いのも当然だという気もしてきた。

※ちなみに「山椒魚」について念のためWikipediaで調べたら、面白いことが載っていた。我々が慣れ親しんでいるあの「山椒魚」のラストは、なんと1985年にバッサリ削除されていたそうである。へー。

テーマ : 思うこと - ジャンル : 学問・文化・芸術

街はきらめくパッションフルーツ

catsCard.jpg
また日をまたいでしまった。
ブログって毎日更新しないとどうなるんだろう。
急に読まなくなったりするのかな。
みなさん読んでください。

会社員をやっていると、近所の席の人に、辞書とか、自分では買わないけどたまに使う本とか、文房具とか、薬とか、お菓子とか、ちょいと拝借したくなる。
そのとき、その人が間を悪く席を外していたり、もう帰っていたりする。
仕方ないので黙って拝借する。
その場合、付箋に「xx拝借しました」と書いておくのがマナーである。
そうじゃないと、不意になくなったと思って不審に思ったり、もっと悪くは自分がどこかに置き忘れたと思って探し回ったりする。
誰かが持っていった、と思うと安心するのである。

これを一歩進めて(?)ぼくはキャッツカードというものを作った。
キャッツカードはキャッツ♥アイという美女の泥棒3人組が仕事を働いた後に、「xxいただきました」と書き残すカードである。
これに無断借用したものを書いて、使い終わったら「キャッツ♥アイがさっきいたから取り押さえてxxを取り返しておいた」と言って返すと角が立たない。(か?????)

※実際には犯行前に予告する

ちなみにこれ、昔は友達の印刷屋に印刷してもらっていたが、最近は1枚を持って会社の下のプリントショップに言って「これと同じものを作ってください」と言って作ってもらうと作ってもらえた。
この技はどんなカードにも使える。
人の名刺でも複製できてしまうわけだが。

テーマ : 発明! - ジャンル : ライフ

Dropbox

dropBox.png
また定番ネタであるが、使わないと一生の損なのがDropboxである。
ぼくはここで知った。

404 Blog Not Found -
これは一本とられた - Dropbox


Dropboxは一種のオンラインストレージである。
Dropboxアプリケーションを導入すると、それはパソコン起動時に自動起動して、常駐アプリケーションとして動く。
ということで結構リソースを食うので、ロースペックパソコンを使ってる人は苦しいかも。
Windows XP+2GB Memory+100GB HDDだと全然問題にならない。

で、Windowsベースで説明すると、「マイ ドキュメント」フォルダに「My Dropbox」というフォルダができる。
このフォルダは使っているパソコン上のローカルフォルダであり、ネットが切れても普通に使える。
ということはそのぶんローカルの容量を使う。

だが、ネットを使いながらそこにファイルを追加、更新、削除すると、オンライン上のファイルも追加、更新、削除される。つまりシンクされる。複数箇所で使っているパソコンのファイルのファイルを同期し、バックアップを取ることができるのだ。

たとえばぼくはこのブログの元ファイルを置いている。
Dropbox/blog 内に yet、writtten、posted というサブフォルダを置いている。
ネタを思いつくと、yet 内に、以前はタイトル名を1行書いたテキストファイルを置いていた(「秀丸」だと1行目がファイル名になるので具合がいい)のだが、最近は「ネタ帳.txt」を作ってそこにタイトルだけ書いている。あと写真とかも置いている。写真は携帯で撮って即座にGmailで自分宛に飛ばし、PCで保存してここに置いておくのが一番ラク。

で、適当にネタ帳の中から書けるネタを持ってきて、書いて、written の中に置く。
で、適当にwrittenの中からアップし、postedに移動する。

あとは家計簿、日記も置いている。
家計簿や日記を置くとセキュリティの問題がある。これはGMailと同じ問題である。
「ぼくはそれほど重要人物じゃないからGMailを信頼する」と野口悠紀夫氏が言っていたが、ぼくは野口氏より明らかに有名人じゃないので、一応信用している。
PGPと組み合わせて暗号化するといいような気がするが、やっていない。

常に最新版のファイルを持ち歩く。このために多くの人はUSBメモリを持ち歩いていたそうだ。ぼくはようせんわと思う。そういうのすぐなくすタチなのだ。
ではどうしてたかというとレンタルサーバーにFTPでアップしていた。それもめんどくさいし、やり忘れる。
どちらもDropboxに比べれば児戯に等しい。
Dropboxなしではもう生きられない。

上でdankogaiさんも言っているように、自宅サーバーを立てている人ならrsyncとかで一発で出来る。
それをWindows/Macしか使わない人でも手間なしで出来るようにするのが取り柄だろう。

SubversionやVisual Source Safeのように過去の履歴も蓄積していて、前のバージョンに戻すこともできるようだ。まだ試していない。

シェアもできる。あるフォルダを共有フォルダに指定して他ユーザーを招待すると、複数で単一フォルダを共有できる。
構想中の本を編集者と共有していたのだが、一方のユーザーが編集動作をするとタスクと例に「ファイル xxxx が更新されました」というポップアップがピヨ、と出る。これは1人で使っていても、1台のパソコンで作業すると他のパソコンに出る。便利だし必要な仕組みなのだが、あまりにも人のパソコンにポップアップが出るので共有をやめてしまった。これも設定できるのかもしれないが、まだ執筆作業が本格化していないので追求していない。

ひとつ問題があるのが、e-mobileでノートパソコンを使う場合だ。
出先で編集したいと思ったら、e-mobileを起動して、ファイルをシンクする。
でもe-mobileの起動も遅いし、回線も細いので、この作業が結構ツラい。
30秒ぐらいだから待てばいいのだが。
機器の起動も、OSの起動も遅いので、結構イライラするのである。
やはり、デジタル・モバイル機器は効率的でない、という結論になるのか。
この分野は超が付くほど好きなのでなんとかしたい。

Dropboxの話はここまで。

さて、今書いていてふと思ったが、こういう技術ネタのブログを書いていると、自分が実際に活用している部分をそのまま書けばいい部分と、自分では活用していないが読者のために書こうと思ったら追加の調査を行わなければならない部分がある。

で、今のところはブログでは前者だけで失礼させてもらっている。
ブログが個人の日記というのは日本流で、アメリカではブログは情報提供が主流で、ブログに時間を割き過ぎで過労死する人とかもいるようだ。どっちがいいとも言えないが(過労死はよくないと思うが)ぼくはブログはスチャラカで「この部分はよくわかりません」でとりあえず通そうと思おう。

これはブログだけでなく、一般に技術書を書いていても「割愛」というのが避けられない。「いかに書かずに済ませるかが技だ」と言っていた編集者もいたぐらい。あるソフトウェアの全機能を満遍なく書いていたのではリファレンスになってしまい、逆にどの機能が肝なのか分かりにくいし、本も分厚くなって、読了してもらえなくなる。
だから用途を絞って、この用途にはこの機能だけ覚えればOK、という風に書くと逆に本の価値が上がる。情報を絞ることで、実際に活用される情報の量が増えるのだ。

で、情報の取捨選択は、業界の趨勢や、基本を押さえて、というのが王道だが、王道だけだとみんな同じ本になってしまう。で、ひとつの方針として「ぼく個人はこの順番で覚えました」という書き方が生々しくて実際的だと思うのだ。もちろん途中でムダだったなあと思ったことや、あとでもっとうまいやり方を知ったことは読者のために省く。こうすれば、まあいわば先輩として技術のエッセンスだけ伝えることができる。パソコンの本なんかそのうち機械が自動生成する世の中になると思うのだが、これが「生身の人間が技術書を書く意味」になると思うのだ。

場合によっては「最初はこうしていたのですが、そのうちもっといい方法があると分かってこうしました。ここがこう改善されます」という過程を書くことさえある。これもぼくの考えでは値打ちがあって、要はどのようにして自分のやり方を改善できるか知ることができるので、ぼくが書いた本なんかをすぐ乗り越えてさらに先に進むやり方も知ることができるのである。また「この問題を解くにはxxというのを使いますが、本書では紙数の関係で触れません」というのもよく書く。その記述をキッカケに先に進んでもらえればいいという気持ちである。

しかしこうやって書いていると、絶対に「xxに触れていない」「xxの話は余計だった」というWeb書評をもらう。誰のどんな書評もありがたいものだが、この苦情を減らすのは難しい。「本書では触れませんが」と書かなければそこをつつかれることもないのかもとも思うが、あった方が便利なのでやはり書くことにしている。

面白い話としてはAさんが「自分には易しすぎた」と書いているその同じ部分を別のBさんが「自分には難しすぎた」と書いていることだ。それはしょうがないよ! いや、みなさんどんどん批評してくださいネ。

話がちょっと途中で大きく逸れたがこういうのもブログっぽいね。

テーマ : インターネットサービス - ジャンル : コンピュータ

いい人ぶってみる

signal.jpg

よく「なんだよ、いい人ぶって」という言い方があるが(ここまでストレートに言われることもまあないが)たまにはいい人ぶってみたほうがいいと思う。少なくとも悪い人ぶるよりは全然いい。

たとえばよくやるのが、空き缶が町に捨ててある。転がっているのもあるが、駅の手すりとかに「どうぞ」みたいな感じでポツンと置いているのである。あと電車の中で転がっている。あれはイライラする。ああいうのは堂々と取って、ゴミ箱に捨ててやる。都会ではゴミ箱がなくて難儀だが、空き缶のゴミ箱は自販機の横にセットしてあるので結構見つかる。

遠くに転がっているのを歩いていって拾ったほうがいいか、いつも歩くときは目を皿のようにして缶を探したほうがいいか、だが、どちらもしないでよいと思う。「できる範囲で」やること、それも、そのハードルを思い切り下げるのがコツだと思う。本物のいい人になる必要はない。要は自己満足のための欺瞞である、偽善であると割り切って(ことさらに偽悪的に偽善を強調する必要もないが)ラクな範囲でやった方ができるものだ。

効用としてはどうしようもなく気分がよくなるし、世の中もよくなる。本当にちょっとだよ。でも悪くなりようがないじゃないか。

くれぐれもやりすぎに注意した方がよい。ちょっとでも大掛かりになってくると計画性が必要である。たとえばタバコの吸殻を拾うおばあさんというのがいて、自宅のゴミ箱に拾った吸殻を捨てたら火が出て、両隣も合わせて大火事になったそうだ。

あと、本を立ち読みをして、良さそうだなと思ったら、自分および先客が折りじわを付けた汚い本を避けて、2冊目を買うことが多いと思う。少なくともぼくはそうしていた。が、最近はここをあえて1冊目を買う。別にちょっとぐらい折りじわがあっても、ぼくなんか本は読み急いで読み捨てる方なので、どうせすぐシワだらけになったり、スパゲティを食べながら読んだりしてオリーヴオイルだらけになるのだ。だったら次の人にキレイな本を譲った方がよい。ボロボロの本が「見本」のように置いてあるから立ち読みが横行するので、ボロボロの本を買って除いてやると立ち読みの防止に、なるかどうかわからないが、少なくとも立ち読みの奨励の防止にもなる。立ち読みが減れば、本屋が使いやすくなる。

セコい。あまりにも小さな話である。こんなことぐらいで道徳家を気取るのは本当にセコい人間だと思う。でも自己満足でやってるんだからそれでいいと思う。

先日どこかのサイトで読んで、なるほどと思ったのは、信号は青になるまで待つ方がよいという話だ。どこのサイトか忘れてしまった。スミマセン。

あの信号というの、本当にイライラする。道路は本来歩行者のためのものなのに、来もしない車のことを考えて寒空に震えて待つ必要があるだろうか。そう思って、つい先日までどんどん赤でも渡っていた。車が突っ込んできて急ブレーキを掛けても、ああがんばって急ブレーキを掛けてくれればいいやと思っていた。

でも一昨日当たりから方針を変更して、青まで待つことにした。

よく考えたら、誰が見ているか分からない。通俗的な議論になるが、子供が見ているかもしれない。アーあのおじさん赤でも渡っている、信号なんて別に守らなくてもいいんだ、ということになる。親が子供に信号は守りなさい、と言ってるのに、その親の面目をつぶすことになる。「世間には本音と建前があるものだ」「大人は子供に決まりを守れと口うるさく言うが、自分では守っていないのだ」ということを、いや、それが事実なのだが、その事実を過剰に広めることになる。家庭崩壊、学級崩壊を引き起こすことになる。で、そういう子供が大人になって、たまたま頭がよくてイイ大学を出たりして、ナントカ法人をでっち上げて税金を悪用したり、野菜の産地偽装や賞味期限偽装をしたりするのだ。モラルハザードだ。最終的に自分の身に災厄が降りかかってくるのである。逆に安心社会だと人は警戒をゆるめて本業に集中できるので、経済が上向き、みんな最終的に得をするのではないか。

だったら信号ぐらい待ったほうがよい。ぼくの場合iPodで英会話や落語を聴いているので、時間はムダにならない。

いや、別に法律至上主義じゃないので、ここぞというときはぼくだって法律違反ぐらい犯すかもしれないし、マナー、マナーと言って小うるさいことを言う人が威張っている社会もイヤだが、他人はどうあれ、まずは自分が簡単に守れる法律ぐらい、気が向いたら守ってやってもいいと思うのだ。

読み返してあきれるほど薄っぺらな内容だが、最近こんな風に思うことがある。

テーマ : モノの見方、考え方。 - ジャンル : 心と身体

ということでFC2に来ました!

今日からこちらでお世話になります。
いまのところ動作が安定していて、早くてビックリ。
あとGoogleのトップに数時間で躍り出たのもビックリ(*_*)。
みなさん引き続きよろしくだす!

さくらのブログもうだめ~

1ヶ月、約50回に渡って書き込んできたこのブログだが、やっぱもうダメダメである。
2日前、17日に書き込んだ書き込み「自作の格言」が、さっき(19日)の書き込みで上書きされてしまった。
ということで新しいブログを見つけて移行することにする。
ああ休みの日は忙しいのに憂鬱だ。。。

#おおっとあぶねえ、いま投稿日時が「2008-12-19 11:03:41」になってるぜ。
#おそらくこれで昨日の書き込みを上書きするところだったんだろう。
#確認して今日にすればいいんだけど、そんなのいちいちやってられるか!

マイルスはこの順番に聴け!(4)『Live Evil』&『Cellar Door Session』~ぼくのアルバム ベスト100(4)~

さて、『マイルスはこの順に聴け』の4回目である。

基本的に、ぼくがそうだったような、世間に多いであろうロック中心に洋楽を聴いている人がマイルスにどっぷりハマるにはどの順で聴くのが早いか、を考えて書いている。

分かりやすさで言うと80年代のポップな作品『Star People』『TUTU』『You are under arrested』だろうが、分かりやすすぎてシャラッとしている。どのアルバムも愛聴しているしマイルスらしさも横溢していると思うのだが、いきなりこれらを聴いてもそのマイルスらしさが感じ取れずに流して聴いてしまうと思う。
それよりも「最初聴くと分からなかった」「何回か聴くと分かった」という過程を踏んだほうがやはりハマると思うので、ある程度ガツンと手ごたえのある作品を選んだ。

また、同じ曲を公式スタジオ盤、公式ライヴ盤、非公式ライヴ盤で聴き比べることで、テオ・マセロの編集の妙、そして未編集盤の味わいと、ライヴ/スタジオ盤の演奏の違いを聴き比べるのも楽しいと思った。

さて、これまで80年代の作品を紹介してきたが、マイルスの頂点はやはり70年代、具体的に言うと1974~5年だと思う。ではなぜ80年代の作品を先に紹介したかというと、いきなり70年代の作品を聴いても訳が分からないのではないかというのがひとつ、もうひとつは、矛盾するが、まず70年代の作品に親しんでしまうと80年代の作品が物足りなくなってしまうので、それももったいないのではないか、ということがあった。

個人的な感想だが、80年代のマイルスはツマラナイ。これはポップな作品ほどそうで、分かりやすいレコードは退屈で飽きてしまう。でもこれ、音楽全体がそうなのだ。これは、デジタル・シンセサイザーがよくないのではないかと思う。ジョー・ザヴィヌルの作品も70年代のウェザー・リポートはすごくいいが、『マイ・ピープル』(大傑作だが)のイントロのキン、キンというデジタルな音を聴くとちょっとガッカリしてしまう。デジタルシンセも出始めは「シンセでこんな音が出るのか!」と感動したが、今聴くとすごく古い。昔新しかったものは急速に古くなるのである。もっとも、演者もそう思っているようで、90年代以降のミュージシャン、たとえばジャミロクワイなどはアナログシンセを効果的に多用している。ザヴィヌルも晩年の音はすごくいい。デジタルシンセもプリセットのままではなくて、いろいろパラメーターをいじって深みのある音になってきている。また、80年代は80年代でスクリッティ・ポリッティやプリンス、マドンナ、あとチャカ・カーンの『Feel For You』やハービー・ハンコックの『Rock It』などのコテコテ80年代! という感じの音楽はまた吹っ切れていていい。しかしそれはまた別の話。

さて、70年代のマイルスだが、ここまで順番に聴いてくださった方は何をどう聴いてもいいし、ガンガン適当に聴いてるような気もするが一応今週のオススメ。

『ライヴ・イヴル』だ。



すごいジャケットでしょう。裏側もすごいよ。

さて、マイルスはキーボードによって年代を区切ることもできる。
ビル・エヴァンス、ハービー・ハンコック、ジョー・ザヴィヌル、チック・コリア、キース・ジャレット、マイルス自身、その他である。
しかしすごい顔ぶれである。
この頃はチック・コリアからキース・ジャレットへの移行期で、キースがフィーチャーされている。

この当時「俺のキーボード奏者ではキースが一番だな」とマイルスが言ったそうで、そのセリフをいたく気に入ってネット上で引用しているジャズファンが多い。でもぼくはあまり深い意味はないと思う。ガイジンはすごく人を褒めるからだ。ハービーもチックもザヴィヌルもそう言われてると思う。ときどき他のキーボーディストを貶めるためにこの言葉を引いているファンもいたりして、それはどうかと思う。

しかしこの時期のキースはスゴい。
キース・ジャレットはもちろんジャズ史の偉人だが(ジャズファンではよく知らないが)この時期のキースは特にスゴい。
エレキ時代である。エレピとハモンドをVの字型に設置して弾いたそうだが、とにかく楽器にかぶりつくようにしてがむしゃらに弾いている。

ドラムがジャック・ディジョネット。80年代からはキース・ジャレット・トリオの一員として20年以上演奏している彼だが、ノリノリの演奏をしている。特にM2「What I Say」がすごい。この曲、地球の音楽の中で一番ノリノリかもしれない。

ベースがマイケル・ヘンダーソン。もともとスティーヴィー・ワンダーのツアーに参加していたアフロ頭のベース奏者である。ぼくは彼こそがマイルスをファンクの世界で爆発した起爆剤だったのではないかと思っている。明るく楽しいベース。

パーカッションがアイアート・モレイラ。このレコードはときどき人の声が入っていて、それはキースがうめいているのではないかと言われるのだが、「ピアノとセックスしている」と言われるキースのウメキ声はもっと耳障りな感じで、レコード全体を通じて発している「Yeah!」みたいな声は、実はアイアートのものではないかと思うがどうだろうか。

そしてギターにジョン・マクラフリンが入っている。以下略。

さてこの作品はスタジオ録音曲とライヴがほぼ交互に入っている。

スタジオの曲はホニョーとしたなごみ系の曲で、ほとんど同じ曲が3回入っていて、よくわからない。まあライヴ部分が熱すぎるので箸休めみたいな? エルメート・パスコアールが参加していたりする。

しかしメインディッシュはライヴ部分だ。ワシントンDCのセラー・ドアというクラブで4日間10回に渡って行われたライヴのうち、1970年12月19日土曜日の様子を大胆・巧妙に編集して作られた作品である。

なぜ4日目だけ使ったかというと、マクラフリンが参加したのはこの日だけだったから。
これ、3日やっていて「どうも何か足りないな」と思ったマイルスが急遽呼んだという説があるがどうか。

とにかく炎の演奏。そして炎の編集である。

「What I Say」だけは無編集だが、それ以外は複数曲にまたがるマジックのような編集が施されている。当時の編集は本当にハサミで切ってテープでつないでいた。ときどきブツっと全然違う曲になる。これがまたカッコいい。聴きやすい、分かりやすい、盛り上がる!

マイルスはこのアルバムからエレクトリック・トランペットを吹いていて、パーカッションのクイーカ(片面にだけ皮を貼った太鼓の真ん中に棒が立ててあって布でこすって音を立てるもの)のような音を出していて面白い。もちろんアイアートによるホンモノのクイーカもいっぱい入っている。

「What I Say」は圧巻。21分の曲だが、地球上に存在する音楽で一番ノリノリなのではないだろうか。それはもうさっき書いたのではないだろうか。8ビート、完全なロック・ビートである。ジャズ好きにはジャズが上でロックが下という妙な思想を持った人もいるが、このメンバーがここまでストレートなロック・ビートの曲を、ここまで熱くやっているところを聴くと考えを変えざるを得ないのではないか。イントロから3分ぐらいキースに盛り上げるだけ盛り上げさせておいて「パッ、パッ、パッ」と出てくるマイルスが最高だ。エンディングをロック式に「ジャーン」と終わるのではなく「ここでやめればいいよ」みたいな感じでストッと終わって、マイルスが「サンクチュアリ」というウェイン・ショーター作曲の曲のテーマを「もう終わりだよ~」みたいに吹いて終わる。この終わり方もカッコイイ!(我ながら他に書きようがないのかという気もするが、他に書きようがない。)

そして最後の曲「イナモラータ/ナレーション」変なタイトルだが、演奏が最高に盛り上がってキースがものすごいソロを弾いているとき、なぜか男性のナレーション(詩)が被せられている。なんだこれ。その疑問の中、唐突にアルバムがフェードアウトで終わる。

さて、セラー・ドア・セッションだが、現存するすべてのテープが6枚組ボックスセットとして発売されている。現存する、というわけで完全セットではない。抜けているセットがあるし、1セット目の1曲目からしてフェードインである。

The Cellar Door Sessions 1970

6枚組、ろくまいぐみのCDって買ったことありますか。
ぼくは買った。これがいろんな意味で面白い!!!

まず、マイルスの演奏がやっぱり下手!
テオ・マセロって本当に頼もしい味方だなあ。炎の編集の妙を逆に知ることができる。でも、無編集のマイルスのいい加減さ加減と、それに合わせて行くキース他バンドの面々の超絶的な適応能力よ。

これ、6枚全部iPodに入れてトラック順に見ると、「Directions」という曲が5トラック並ぶ。「What I Say」も5回だ。
正直、同じ曲をそんな何回も聴く必要ないと思うが、聴き比べるのもまた楽しい。
連続して聴いてみるのも面白いよ。iPodがあってよかった。
「Directions」だけでプレイリストを作ってシャッフルして聴く、「Directionsイントロ当てクイズ」なども楽しめる。
金曜日第3セットの「What I Say」でマイルスの「パッ、パッ、パッ」に合わせてアイアートがサンバ・ホイッスルを「ピーッ、ピーッ、ピーッ」と吹いているのが楽しい。こんなことして怒られないのだろうか。

キースのファンはこの6枚組を絶対聴くべきだ。炎のソロが大量に入っている。「イナモラータ」の謎も解ける。

だが、普通に音楽聴いていればいい人がこの6枚組みを買って、「Directions」を5曲聴き比べる必要があるのか、という気もする。『ライヴ・イヴル』を買ったけど満足できない、でも6枚組はちょっと、という中間的な人は、各セットごとにバラでブートも出ているので、そっちをお試しで買ってもいいかもしれない。

なお、6枚組には解説がついていて、どの曲のどの部分がどの順番で『ライヴ・イヴル』に入っているのか解説されている。いかにテオの編集が大胆かつ考え抜かれているかが分かって興味深い。また70年代の電化マイルスを、マーカス・ミラーが「未完成のファンク」などと批判していたようで、6枚組のブックレットの文章でキース・ジャレットがマーカスを名指しで攻撃しているのも読んで楽しい。

クリップアート

clip.jpg
これ、くるっとひっくり返るからターンクリップ、横から見るとW型をしているからダブルクリップとも言うのだが、コクヨやキングジムから発売されていて、事務所でよく見掛ける。
銀色のつまみが外せる。
これを使って iPhone のクレードルを作った人もいるらしい。

今度はダブルクリップ製! iPhoneドックの作り方 : ライフハッカー[日本版], 仕事も生活も上手くこなすライフハック情報満載のブログ・メディア

さて、ぼくは前からこのダブルクリップが気になっていた。
大きさのレンジがすごく広いのだ。
ものすごく小さい、小指の爪ぐらいのから、赤ちゃんの手ぐらいあるのまで。
挟む紙でいうと5ページから300ページぐらいまでレンジがある。
しかも刻みが細かい。
とか詳しく調べてみると、コクヨから出てるのだけで、以下のようなのがある。

超特大50mm

特大41mm

大32mm

中25mm

小19mm

豆15mm

極豆13mm

いや、全部拡大してあるから違いがよくわからないが。
ううん6種類か。思ったより少ないな。でもすごい。

これ、工場はどんな感じだろうか。
たぶん大きなのは大きな機械で、小さなのは小さな機械で作ってると思うがどうか。
で、そうするとバラバラだとややこしいので、やはり大きい順に並べて置いていると思うのだがどうか。
そうすると、大きいほうの機械がある方から、小さいほうの機械がある方を見ると、遠近法でものすごく遠く見えると思うのだがどうか。
で、どうしても大きいほうの機械は体が大きい人が、小さいほうの機械は体が小さい人がオペレーションを担当する、してしまうと思うのだが、どうだろうか。
工場見学したい!

もう一件投稿してみる。

あーあー本日は晴天ナリ。
わたしはカモメ。
ブログってバカみたいに時間掛かるな。
挫折する人の気持ちがよくわかる。
アメーバとかに乗り換えるか。
kamome.jpg

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恐怖の派遣体験


毎日暗いニュースが続いている。

日本は不況である。これは円高だからだそうだ。で、なぜ円高かというと諸外国に比べて経済がいいからだそうだ。つまり、経済がいいから経済が悪い(*)ということになる。このへんがぼくなどの無縁の衆生にはよくわからない。

リストラというのは要するに物を売れない、売れる物が作れないダメな会社が規模を縮小しているのだろう。で、そんなダメな会社サッサと見切りを付けて、売れる物をバンバン作っている会社に転職すればいいように思うが、もっと早く手を打てばよかったのかもしれないが、今はもう経済全体が沈没していて、そういう羽振りのいい会社があまりない。

と同時に、よく言われるが会社から会社に身軽に移動する人材の流動性というものが日本にはない。昭和の御世には高度成長時代があったが、その時代に終身雇用とか、家族的経営とか言って、社員旅行で温泉に行ったりして、みんなズブズブの付き合いだった。転職を繰り返すと何あの人という目で見られる。そういう、会社を渡り歩く能力などもともとない環境で我々は育てられた。優秀な人材を縛り付けていた会社や社会が今の状況を生んでいるのだと思う。それが首相がプレスリーが好きな小泉さんになったから、じゃあこれからはアメリカンウェイですよ、グローバルスタンダードの自己責任ですよ、アメリカなみに転職しろと言うのも無理な話。

実際アッチの人はよく転職する。5年もいれば長いなあという感じだ。土地に関しても流動性が高いらしい。家賃も安いし、家具付きで、場合によっては食器がついてたりする。あんなの気持ち悪くないのかなあと思うのだが、身一つで気軽に引越しできる。アメリカ中どこに行っても同じキングバーガー、同じウォルマートだ。

それがいいか、というと別問題で、昔『ジャパンアズナンバーワン』という本に「日本の強みは終身雇用と年功序列にある」と書いてあったそうだ。一生を会社に捧げる、という気持ちがあるから、人間は気持ちが落ち着いて生産に集中するということだろう。

で、アメリカはどうしたかというと、年次要望書というものを日本に送ってきて、その一項目として派遣の規制緩和を大々的に行わせ、それによって日本の家族的経営をボロボロにしたという、これはフジテレビの日曜夜の「サキヨミ」という番組でやっていた話だがどうなんだろう。

さて、ぼく自身、フリーランスのプログラマーだった頃、派遣の恐怖を味わった。

同時に10社ぐらいのエージェントに登録していたのだが、実はこれはあまり意味がなくて、仕事というのは来ないときは全然来ない。来るときはまとめてくる。

一番忙しいときは家に帰るのがめんどくさいので、管理者に頼んでマシン室に泊めてもらった。イトーヨーカドーで自分用にマットレスを買ってきたが、みんな使っていたようだ。働いていた会社の正社員の方から先日電話があって、こないだもマットレスで寝ましたよと言っていた。大丈夫か!?

いや、マシン室に寝るのは全然おすすめしない。ホコリがすごくて、気管支炎になった。でも半月休んで、毎日イチゴを1パックと、ステーキを食べていたら治った。大藪春彦の小説の主人公みたいだ。あしたのジョーのヴィデオをレンタルしてきて、毎日見ていたら口調が移った。ヘヘっ。

それはいいんだけど、その月の給料が本当に半月分だったのは驚いた。残業代もないから4分の1ぐらいの感じである。考えたら当たり前だが、あの時は苦しかったなー! 家に帰るとお金が掛かるし、残業代が欲しいので、仕事を人からもらって、3倍働いて、マットレスで寝ていた。あぶない、危ないよ!>15年前の俺!

そのころエージェントA=>エージェントB=>元請け=>作業する会社という雇用形態だったのだが、エージェントBの人が時給を上げるからうちにチョクで雇われないかと言ってきた。時給が上がるとうれしいのでそうしてもらった。

そのときの契約書が架空だったのだ。

月末になっても給料が出ない。電話したら電話番の女性が来て、営業の人は不在だけど、明日出るという。翌日も同じ。その翌日もである。3日給料が遅れると怖いよ!

しょうがないので、作業している会社の社長室にシレッと行って(テレビみたいに秘書がいて驚いた)地下2階でプログラミングしている深沢ですけど、派遣会社から給料が出なくて困っています、営業の人がつかまりませんと言った。その直後に営業の人から連絡があって、まあいろいろやりとりがあって、結局普通に給料が出た。

明らかに事件なのだが、警察沙汰にはしなかった。その次の日に「ベルーフ(当時)」を見て今の会社(の前身)を見つけ、事件を起こした会社にもう1回給料をもらってから転職した。事件を起こした会社はまだあって、その営業の人は今ものうのうと働いているらしい。○○○に事務所があったのだが今は○○に自社ビルがある、○○○○○という会社で、○○というのが営業の人の名前である。

だけど、○○○○○の○○が何がしたかったのかいまだにわからない。数日間の回転資金の都合だったのだろうか。それを会社の信用を掛けてまですることか? 企業ぐるみ? 個人ぐるみ? 着ぐるみ? ぼくなんかバカだから難しい話はわからないのである。まあとりあえず契約書の偽造と給料の不払いはやめたほうがいいよ。

お読みになって分かるように、結構仕事があった頃の話である。仕事があっても、こういう怖いことが2回連続で発生する。派遣は怖い。特に専門性の高い仕事をしているぼくみたいなオタクは社会性がないので、こういうときに痛い目を見る。

でも思った。こういう風に派遣は怖い、という事例があったり、人から聞いたりするから、ますます正社員はどんなに業績が悪くても仕事が合わなくても正社員の立場にしがみつこうとするだろう。で、会社もしがみつく正社員は切れないからいきおい派遣切りに走り、社会は流動性をなくしてしまう。

とりあえず当たり前の話だが、まだ表面上危険がなくても派遣の人は自分の権利をよく確認した方がいいと思う。今問題になっているみなさんは、ここに来て労働組合を結成したりしているが「ぼくたちが労働組合を結成までしなければならない気持ちを分かってください」とか言っていた。いや、労働組合ぐらい作った方がいいと思うよ。例の「金持ち父さん 貧乏父さん」にも「一生労働者で食っていくしかない人は必ず組合に入れ」と書いてあるぞ。(その一方で「経営者は組合の結成を阻止しろ」とも書いてあって驚くが。)

同じ「サキヨミ」でGMとトヨタは労働者の賃金が全然違う、それはアメリカは組合が強いから、と報道していた。そのうちアメリカから要望書が来て、日本もアメリカなみに組合を作れと言ってくるんじゃないか。

『貧乏父さん 金持ち父さん』で思い出したが、最近会社の人に借りた『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』という本に、ウズベキスタンからアメリカに移住した移民の子、ケイシー・セリンが、「『貧乏父さん 金持ち父さん』に触発されて」アメリカン・ドリームをつかむべくサブプライムローンで1年で2億円借りて家を7件立てて破産する、という話が書いてあって笑った。本人のブログはコチラ。『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』は読みやすい上に情報量が多くてオススメ。


(*注 これを「日本のパラドックス2008」と名づけた。「日本のパラドックス2008」にはもう1個あって、「アソーさんは人気がないから選挙ができない。選挙をしない限り、アソーさんは総理大臣のまま。ということは、アソーさんに人気がない限り、人気がないその人を日本国民は総理大臣に戴き続けなければならない」というものである。)

ウチの子。

このたび娘をひとりもうけた。
名前をRichellinちゃんという。
Richellin.JPG

かわいいでしょう。
ていうかいきなり大きいな!
8歳です。

Richellinはフィリピンに住んでいる。
といっても、時事問題になっている、ぼくがフィリピン女性に産ませた子(JFCという略語があるらしくて驚いた)というわけではない。
フィリピンにちゃんとご両親がいる。

実はこれはプランジャパンというNGO団体を介して、月にいくらかのお金(3000円から。ぼくは3000円)を送り、あと子供と文通をするというプロジェクトである。

お金は直接子供に行くわけでなく、地域全体に行く。
あと当然NGOの運営資金にもなる。
子供は地域の代表である。生徒会長みたいなものだ。
エッヘン。
ウチの子が地域の代表なんですよ。
すごいでしょう。
いや、そういうわけじゃなく、代表になったからプランがぼくに割り当ててくれたわけで、話が逆である。
でもなんかそういう気持ちになるんだなぁ~。

文通はRichellinとぼくの間で行う。
あと月々50gのプレゼントをあげることができる。
ゴジュウグラムのプレゼントを作るのって逆に結構大変だよ!
一応さいきん自分の中で非常に気に入っている動物輪ゴムとシールの詰め合わせセットを作った。
女の子といえばシール。安易だろうか。

gift.JPG

なぜ文通と募金とセットになっているのかというと、お金がちゃんと子供に行くことをアシュアするためと、こっちの張り合いができるためだろう。

ぼくは今のところ家庭がいない。
ここまでナシできたのだからこのまま行く可能性が高い。
マー縁のものなのでわかりませんが。

でも、独身で、買いたいもの買って、食べたいもの食べて、それでいいんだろうか。
そう思うと、何らかのことがしたくなる。
これは慈善とか、偽善とか、そういうのとはちょっと違う。
いや、そういうのもかなりあるとは思うけど、それ以外の部分もある。
やっぱり「親気分をちょっとだけおすそ分けしてもらう」という部分が大きいのではないか。
漫画家のやくみつる氏も長年この活動に参加していて、先日ホンジュラスのチャイルドに会いに行ったそうだ。
ぼくもフィリピンだったら近いからそのうち会いに行こうと思う。
そういうプログラムも用意されているようだ。

Richellinの村は1日1ドルで生活しているようだ。
屋根は椰子の葉で葺いているそうである。
毎日水を汲みに1キロの道を歩いて井戸にいく、それがお手伝いなのだそうだ。
偉いぞ!
ぼくも毎日電車を降りて5キロぐらい歩く、それはダイエットのために、と、そう手紙に書いておいた。

GTD+Kその(2)

さて、GTD+K(GTD+KNOXBRAIN)の続きである。
・システム手帳を使ったGTDを試みる
・1枚1シートのリフィルを使う
・リフィルWordでテンプレートを作る
・KNOXBRAINの「方眼メモ100軽量紙 50B-155-200」に直接打ち出し
・フォルダはKNOXBRAINの布製保管用バインダーを持ち歩きに使う
というところまでが前回のポイント。

gtdk_1214_1.jpg

布製のバインダーだが、おおむね快調だが、厚紙の芯が開閉に耐えられずに金属疲労(紙疲労)してきたらしくて、コシがなくなってきた。
開くのに何の抵抗もなく開いてしまう。
小さなミニショルダーに入れて運んでいるので、勝手に開くことはないと思うが、布巻のゴムでストッパーを作ってみた。裏表紙にホッチキスで止め、布テープで補強。
あとどっちが表かよくわからないので、油性マジックで前面に「FORE」後面に「BACK」と書いてみた。字の方向で上下も分かる。
このように、布製だと加工が容易。


その一方でバインダーを探す。
リングが13mmぐらいの大振りなもので、ぺたんと開くもので、余計なものがついていなくて軽いもの。
よく見ているのだが、6穴ミニだとあまり品揃えがない。
まずビニール製のカジュアルバインダーだと開かなくてダメということがわかった。
革製もほとんどだめ。
みんな本当にあれ使って愛用してるのかなあ~。
リング10ミリぐらいの小型のものだといいのがあるんだけど。
やっぱバイブルか?
でもバイブルで1タスク1枚はいかにも大きすぎる。
結局ファイロファックスでよ、4万5千円というすごいのがあったけど見送り。


普段はリング10ミリの革製バインダーと2個持ちしていたのだが、GTDの過去シートはそんなに見ないということがわかったので、家置き専用にする。
そうすると勢いGTDバインダーに余裕が出来るので、普段持ち手帳と一本化するようになる。
こうなるとますますカッコイイバインダーが欲しくなってくる。
もっとも、そんな人と会う仕事ではないのだが。


インデックスが足りないのと、バインダーの幅が狭くて横にベロを出すとはみ出てしまうので、5山ミニ上出しというのを買ってきて、これを上下ひっくり返したのと合わせて10山にした。
(基本的に左の山=>右の山で梱包されているので、上下ひっくり返した山を使うときは、一度カードの順番を前後さかさまに入れ替える必要がある)

gtdk_1214_2.jpg

上の山は
 進行中 すぐ 期日 条件 PRJ
下の山は
 済み NEW SCH 白紙 英語

まず、
・(インデックスなし)最初のインデックスの前にジョッターを入れている

次がGTD用。
・進行中・・しかかり中のタスクを示す
・すぐ===条件もなく取り掛かれるもの、本日が期日のものを示す
・期日・・・ある日が来ないと仕掛かれないものを示す
・条件===連絡待ちなど、ある条件が揃わないと仕掛かれないものを示す
・PRJ・・・プロジェクトタスク。大物で、小さな子タスクを持っている
・済み===済んだタスク。ここに入れるのは1日のみで、帰宅したら保存用バインダに移す
・NEW・・・GTDテンプレート印刷済みの白紙を入れる

次が前の手帳からの引継ぎ。
・SCH===カレンダー形式のスケジュール帳。1ヶ月見開き
・白紙・・・方眼メモ紙の白紙を入れる
・英語===今日勉強するAOIの英文の抜書き

その後ろに1枚のプラスチックのカレンダー、チャック式のポケットを入れている。


GTDインデックスだが、進行中、すぐ、PRJは1本化していいような気がする。
もっとも現在のところこのシステムは単純な備忘録としてよく機能していて、大物タスクをクリアする用にはなかなかなってないので、その辺の仕組みを考えた方がいいのかなという気もする。

一方「すぐ」「期日」「条件」「済み」は絶好調。
本当にこのシステムをやっててよかった。
長年の懸案事項がバリバリ片付いていく。
この絶好調状態が終わったとき(懸案事項が極小化したとき)何か見えてくるのかなという気もする。

「NEW」と「白紙」が紛らわしい。
「NEW」を「白紙」にして、「白紙」を「メモ」にした方がいいのかな。
そんな感じである。

「すぐ」の中には、本当に毎日バリバリ動くものと、なかなか動かないものが、やはりある。
「今日」「今週」「来週以降」ぐらいに分けた方がいいかもしれない。

そうすると正しい山は、

 今日 今週 来週~ 期日 条件
下の山は
 済み 新規 SCH メモ 英語

という感じだろうか。よし、早速こう変えよう。今変えよう。
(こういうこともあろうかとインデックス用紙は買い置きしていた。でもこれいちいちダメになってしまうものなのか。改善の余地がある)

こうやってちょこちょこ目先を変えていったほうが興味が持続するのでいいと思う。
「楽しいからと言ってあまりGTDのことを考えるのに時間を取られるのはよくない」
という意見があって、たしかにそうだ(そんなことにかまけている間にタスクを済ませた方がよい)と思うが、ぼくの場合他のGTDerのサイトを読み漁ったりしていないし、1週間ぐらいで自分のシステムをちょっとずつリファインしている状態なので、これぐらいがいいのかなという気もする。


さて印刷だが、ミニ5穴では紙詰まりしていたCanon MP790だが、ミニ6穴では全然問題なく印刷できることが分かった。
ただし、スレると汚れるので、印刷されるなりおせんべい屋さんの店先のように展開して乾かした方がよい。

なお、このように運用していると印刷ミス、裏白紙がお天道様に申し訳ないほど出る。
これを保存しておいて活用する方法も考えておいた方がよい。
ぼくは毎日レシートをホッチキス留めする表紙にしている。(日付と、レシートがもらえない支出を書く。)

われらがスーパー・ジョッター

jotter.jpg
ぼくは会社員勤めも、副業も、気に入ったことをやっている。
自由時間に(※)暇を潰すときも、基本的に同じ姿勢で、同じことをやっている。
基本的にディスプレイを見ながらキーボードをパチパチ叩いているわけだ。
今もそうだ。

なのだが、気が散る。
AをしているときにBが気になる。
ネットがつながったコンピューターというのは本当に「気を散らせるマシーン」である。

これを解消する、結構スーパーな仕組みを考えた。
みなさん真似してください。

何か本筋でないことを思いついて、解決したくなったら、メモ用紙にそれを1行でメモする。
で、あとで解決することにする。これだけである。
まあ結構平凡な思いつきだろうか。


こういう仕組みをやっている人はいろいろいる。
Rhodiaのようなブロックメモを使って、使い終わったら捨てる、という人が多い。
でもぼくにはRhodiaは結構高級品だし、捨てるのは結構もったいない気がする。

あとは超メモ帳術というのがあって、このページはいろいろと参考になる。この人は薄いメモ帳を使うのだが、表紙の右下端を丸く切って、このカドを使って書いたページの端を千切る。

絶妙な手帳メモの技術―システマティックに使いこなせてあなたの将来を変える「すごい手帳」」という本のTF式というのは、能率手帳に付箋紙を貼り付けるという方法だ。付箋紙に書いているので移動できるというアイディアである。
これから書くのは付箋紙に決まっていて、それは手帳の表紙裏にストックしている。
なるほどとも思うが、付箋紙もやや高いし、糊の持ちが心配。

どちらも、要するに今書き中のページをすばやくめくる、というのがポイントになる。
書くときはすぐに書きたい。すぐ書くページをめくりたい。そのための工夫である。
(PDAなどのデジタル機器はこの点で実用的でない)

究極なのはジョッター(jotter)というのだ。
大振りな定期入れの底の抜けたようなものに、メモ用紙を挟んで運用する。
「ダヴィンチ・コード」(ぼくは未見)でトム・ハンクスが使っていたそうだ。
1枚だけメモ用紙を持ち歩く。これは確かに究極に早そうだ。
でもこのためだけにもう1つ、また別のメモツールを持ち歩くというのはどうも。

会社にA4のウラ紙をクリップボードに入れて持ち歩き(ボールペンを綴じ紐でクリップに結わえている)書き終わったら箱に入れる、という人もいる。会社だけで運用するならあれは結構カッコイイ。


ぼくはGTD+Kでシステム手帳(正確にはシステム手帳フォルダ)を持ち歩いている。以前は普通の手帳と2本立てにしていたが最近1冊に統一した。詳しくはまた報告する。

この1ページ目を、システム手帳の差し換え性を生かしてジョッターにしている。
つまりシステム手帳の最初の1ページは常に今書いているメモ面になっているのだ。これは結構早いぞ。

もちろん仕事中に気になったことだけではなく、移動中に気になったこと、食事中に気になったこと、何でも、どんどん書いていく。
1ページ埋まったら上下をひっくり返す。
ページをめくらないのがコツ。こうすると常に1ページ目がジョッターになる。
表裏埋まったら次の紙を表に出す。大体1日3枚も使わない。

最初のページの最初の行は日付と、その日の通番を書く。
 2008-12-11(土)[1]
みたいな感じ。

ジョッターは基本的にあとで休憩時間に(基本的に起きた後、昼食、お茶時、夕方、寝る前)解消する。
解消したら横線1本引く。
ぼくは貧乏性なので横線1本引いて、取っておく。
2日以上にまたぐと面倒なので、毎日新しい紙に変えて、古い紙は専用のフォルダーに挟んでいる。
これが結構、後で役に立つことがあるので原紙は取っておいた方がよいと思う。
まあ1年も経ったら廃棄であろうか。


さて、どんなことが気になったのだろうか。

 (B)℃-ute正しい歴史観?
 (B)自作のことわざ
 (B)ドライエイド
 (B)ほにゃく→翻訳(変)

この先頭に(B)というのはブログのネタである。
ちなみに上3つはまだネタを仕込んで公開していない状態。乞うご期待。

この(B)みたいな略語だが、別に一生使うものを決めて凡例をどこかにまとめておくわけではない。
そういう人もいると思うけどぼくは現実的ではないと思う。
そうではなく、その場で、オンザフライで略号を考え付いて使っている。
そんなの一生覚えていられるわけはないが、その日1日は覚えている。
その日1日覚えていればいいのである。理由は後述。
(変)というのは「変換」のことである。11日のネタだ。
こりゃまた汎用性のない略号だが、これでいいのである。

ブログのネタのジョッターは、いちいち書いて解消していたら身が持たない。
これはDropbox上の「ネタ帳.txt」というのに書いてジョッターは消す。
で、ブログに書いたら「ネタ帳.txt」は消す。
Dropbox、あとブログの書き方についてはそのうちまとめる。

 (m)xxさん(飲)誘う
 (m)xxさん(請)確認
 (m)xxさん(稿)断

これはわかりやすいね。メールである。
メールを出したらジョッターは消す。
長くなりそうなメールは「下書き」を書いて(タイトルだけでよい)ジョッターを消しても良い。

なお、メールの下書きだが、あて先を書いておいた方がよいが、あて先を書いていると下書きを間違って出してしまうという事故もある。
この場合は本文の1行目にあて先を書いておいて、出す前にあて先欄に移行してもよい。
ああなんかこういうtipsっていじましい話が多いね。

 ・TrueType Apple Adobe 裏切?
 ・Wooo CM歌? girl i want 2b with u
 ・ムジ フォルダー(買)

これは気になったことを後で調べ物をするとか、GTDのネタである。

1個目はAppleはMicrosoftと組んでTrueTypeフォントを策定したとき、Adobeを裏切ったのではないか、というオボロゲな記憶のことである。
こんなこと昔は気にならなかった。カンタンに調べる方法がなかったからである。今は検索の神様がいて、カンタンに調べられる。でもこの神様は多くの神様どうよう悪魔でもあって、すぐに本業を見失って時間を食ってしまう。

2個目はWoooというテレビのCMの歌が気になる、という話である。The KinksのAll Day and All Of The Nightという曲であった。Amazonでアルバムを注文する。

3個目は無印良品でアルミのシステム手帳フォルダーがあったな、という話である。調べたらもう製造中止であった。

GTD は思いついた時点で項目を起こせばいいと思うかもしれないが、意外に時間を食うのでジョッターで止めておく。
あとで項目を起こし、すぐ実行、期限が来たら実行、条件が満たされたら実行のボックスに振り分ける。

実はジョッターから項目を起こす時点で「これやらなくていいわ~」というのがあるが、これは項目を起こして、起こすなり「中止」にして済みボックスに入れたほうがいいような気がする。
この日にこんなくだらないことをやろうとしたけど、思いとどまったという記録が残るからである。
老後の楽しみだ。


このように、ジョッターを導入すると気が散るのが押さえられる。
気になることは後で解決すればよいので、別に押さえ込む必要はない。

※「じゆうじかんい」と打って変換すると「自由時間に」が出てくる。

店からはクレジットカードに見えるデビットカード

以前新生銀行で振替手数料を無料にする方法を書いた。まあ定番だが面白いと思うので書いた。今回も超定番だがクレジットカードのように利用できるキャッシュカードについて書く。

suruga.JPG

クレジットカードというの、便利だが家計簿を付けているとめんどくさい。支払って引き落としにタイムラグがあるからだ。また、収入能力以上に支払い能力が発生してしまうので、気持ちをしっかり持っていないとどんどん使ってしまう。ぼくは割りと気持ちがしっかりしていない方なので使いすぎで困っていた。

でも、なければないで困るのである。いわゆるネット支払い、アマゾン、ヤフオク、ツタヤディスカスなどが困る。あと会食していて手持ちの現金が足りないときが困る。

ということで、クレジットカードのようでクレジットカードでない、VISAデビットカードというのを持つことにした。これはスルガ銀行に普通口座を持つとついてくるもので、店側からはクレジットカードに見える。ただしエンボス(数字の浮き彫り)がない。だからPOSレジになってないところでは使えないと思う。昔はコスリ出しの機械を使ってる店がたまにあったが今でもあるのかな。
あとスルガVISAデビットには、1回払いしか使えないという制限もある。

支払いが発生すると即時決済され、銀行から落ちる。これが便利。

ぼくはこうやってお小遣いを節約している。まず、給料が振り込まれるメインの口座から、月々これぐらいは使うわ、というお金をスルガの口座に移す。で、メインの口座のキャッシュカードは家に保管する。これでスルガの口座からしか引き出さないことになる。

毎朝、ファミリーマートで今日1日使うぶんを下ろす。最近は節約がマイブームなので3千円にしている。あと、なんかあったときの1万円を靴の中に、というのはウソで、財布の別の仕切りに入れている。

で、ネットで買い物をするときや、会食のときはVISAデビットを使う。

毎晩家に帰ると家計簿を付けるが、財布から減ったお金、スルガの口座から減ったお金だけ管理すればいいのでラク。もっと節約する人は毎月使うお金を千円札で下ろして袋に分け、毎日3千円だけ財布に入れる、カードは一切持たない、とかやるんだろうけど、ぼくはそこまで徹底できない。これぐらいが合っている。

ぼくはANA支店というので作ったのだが、キャッシュカード、エンボスになっているメインの数字はANAマイレージクラブという方の番号で、メインのカードの方向で入れるとANAマイレージクラブの機能になる。銀行のキャッシュカードとして使うのは反対側の方向に入れる。口座番号は横ちょの小さい番号になる。あと、インターネットバンキングシステムもメインのとWebコンシェルジュというのと2種類合って、これが意味があるのかどうかよくわからない。こういうことがあってちょっと最初はマゴついた。ぼくなんか相当コンピューターとか詳しいほうだがその俺様がここまでマゴついたぐらいだから、田舎の親とか無理なんじゃないだろか。

で、インターネットバンキングシステムに明細が出るのだが、すべて「VISAデビット」という明細名で出る。これが全然意味がない。月に1回VISAの画面で明細が見れるのだが、そっちも「国内加盟店」というわけのわからない名前で出る。明細が店から上がってくるのが遅いとかいうのだが、理由になるのだろうか。金額の数値が行くんだから、店の名前も同時に行くと思うが。

取引が発生するたびにメールが来る。ぼくはGmailで受けて携帯に転送している。これは○。でもメールを見ても金額が分からず、店名も分からない。インターネットバンキングシステムで調べても、分かるのは金額だけで店名は分からない。これ、VISAのデスクに電話すると、時間によってすごく待たされるのだが、店名を把握しているのである。メールで店名と金額まで分かるようにしてもらいたい。セキュリティに問題があるとしても、最低Webで即時分かるようにしてもらいたいものだ。

あと、引き落としは早いのだが何らかの理由で支払い取り消しがあったときの返金が遅い。1回返金がいつまでたってもないので、VISAに電話をしたら返金されたことがあった。店はデータを上げたといい、VISAは確認が取れなかったと言っていた。どこでどう情報が止まっていたのか素人にはわからないが、クレジットのように後で落ちたほうがこのような場合はいいと思う。

あとキャッシュカードとクレジットカードがバラバラになってるのがちょっと。これ、同じサービスをイーバンク銀行もやっていて、そっちはカードが1枚になっているので便利だなと思ってこっちに乗り換えようとしたのだが、入金するだけで手数料を取られるというので止めた。

ということで、いろいろクサしてしまったが、1度使うと手放せないスルガ銀行VISAデビット。みなさんも使ってみてはどうだろうか。スルガ銀行はプログレッシヴにいろんな商品を取り入れているので昔から有名だそうだ。応援したい。

(ここまで書いてアフィリエイトしてないってなんて清らかな俺! いや、別に清らかなわけじゃなくてやり方が分からないのじゃが)

メインの口座は東京三菱UFJで、振込送金用と預金(ダイワMMF)は新生銀行で、お小遣いの出金はスルガ銀行にしているわけだ。口座間の移動はハンドキャリーしているわけだが、その一瞬がちょっとコワいのだが、最近はどの銀行もコンビニで手数料無料になったのでコンビニで出して、その同じコンビニで入れるだけなのでそこまでコワくはない。あと小銭の預金はゆうちょを使っている。

ほにゃくこにゃく

前から思っていたのだが、MS-IMEで[ほにゃく]と入力して変換すると[翻訳]と変換される。あまりに書き間違いが多いからフールプルーフで気を利かせたかと思ったが、よく考えるとローマ字だと「honyaku」である。翻訳と読める。逆にhonnyakuとは書かないだろう。これだと「ほんにゃく」と読んでしまう。これはローマ字の弱点だ。hon'yakuとも書ける。試みにMS-IMEで入力してみると[ほんやく]と入力される。Wikipediaによるとハイフンを使ってhon-yakuと書くこともあるようだが、これは一般的でない。「ほんーやく」と読んでしまうのではないか。MS-IMEでhon-yakuと入力してみると[ほんーやく]となった。

ちなみにWikipediaの上の項目ではローマ字で「あっ」とか「えっ」とかいう促音終わりの表記はどの方式でも定められてないそうだ。それは困るなっ。いつも「あっつ」とか書いて1文字削除していた。これどうするんだろう。Nippon-no-Rômazi-Syaのページとかで質問してみようかな。でもその質問をどうローマ字で表記すればいいか分からないな。まあでも「ある書き方をローマ字でどう表記していいかわからないという質問」をローマ字で表記できるわけないから普通のかな漢字交じり文でいいのか。

さて[ほにゃく]と変換して[翻訳]と候補が出る問題だが、[こにゃく]だと[婚約]になる。[あにゃく]は暗躍に、[おにゃく]は音訳に、[かにゃく]は簡約や漢訳や完訳や監訳になる。

[きにゃ]で[欣也]、[欽也]が出る。[けにゃ]で[健也]、[賢哉]、[謙哉]が出る。[こにゃ]で[今夜]が出る。[しにゃ]で[深夜]が出る。

[かにゅ]で[肝油]が出る。[かにょ]で[関与]が出る。
[しにょう]で[信用]も出るが、やはり[屎尿]が先に出る。本来の読み方の方が強いということだろう。

と、言う文を打ち込んでいて気づいたが、[ほんんらい]と書いて変換すると[本来]と出る。これは明らかにフールプルーフだ。[ほんんんらい]だとダメ。そこまで手は滑らないということか。

特にオチはない。

マイルスはこの順番に聴け!(3)『Parisian Night』~ぼくのアルバム ベスト100(3)~

腕立て伏せにかまけて少し間が空いてしまったが、今日は3枚目。
『Parisian Night』である。
parisian.JPG
さて、これはブートレッグである。
もともと長靴に密造酒を入れて運んだのが語源とされているが、要は海賊盤である。
なにィ~? と眉をひそめる道徳的に正しい方もいると思うが、まあ聞いてください。

世の中にブートというと2種類あると思う。

(1)
・いわゆる売ってるレコードをコピーして
・ホンモノより安い値段で売っていて
・安いから売れるもの



(2)
・いわゆる売ってない音源(ライブの違法録音、ボツ音源の横流し)を編集して焼いて
・ホンモノより高い値段で売っていて
・手に入らないから買うもの

である。で、(1) は許せない(愛するミュージシャンの権利の侵害だから)とぼくも思うが、問題は (2) だ。

有名な中山康樹の『マイルスを聴け!』だが、文庫で1680円。473枚も紹介されている。これ、中身がほとんどブートなのだ。しかも、年々枚数が増えている。マイルスはとっくの昔に死んでいるのに、だ。毎月増えている。

たぶんマイルスの公演は全公演、誰かしらが録音しているのではないか。で、「何年何月何日の公演はまだ出ていないな。よし、出そう!」ということで、半ばムキになって出しているのがブート業者ではないか。

マーカス・ミラーの公式サイトにはブートについての意見が載っていてこう書かれている。(摂訳はぼく)

>あなたのブートレッグに関する意見を教えてください。

>エリック・クラプトンがぼくに語ったところによると、ブートレッグは成功の副産物だそうだ。
>ぼくもこれは正しいと思う。
>ぼくがその存在を知ったときは、
>まだガキだったんだが、自分でも買いたいと思った。
>どこで売っているか知っていればね!
>でも、自分が演奏するときは、警備員を雇って、
>デジタル・レコーダーを持った泥棒猫どもを
>すぐに捕まえられるようにしようと思ってるのさ。
>そうやすやすとやらせはしないぜ!

で、面白いのだが、同じサイトに今日紹介する『Parisian Night』の紹介が乗っている。

1982年5月3日、フランスはパリ、テアトル・ド・シャトレ? での演奏。
PA の故障があったので、マーカスはビルのテナー・サックスを借りて「ジャン・ピエール」のベースラインを吹いている、と書いている。どうです面白そうでしょう。

ぼくが中山氏の『聴け』を読んで、このCDの存在を知り、アーこれ買わなきゃ、聴かなきゃと思って渋谷の「マザーズ」に行った日を思い出す。場所が超分かりにくいのだが、根性でたどり着いて欲しい。日曜休みです。ネットはやってない。電話はある。

そこに万札を握り締めて行った。アー上京したての頃、ツェッペリンのブート(レコード)を探して西新宿に行った頃を思い出す。
入ってびっくり!
人ひとりようやく通れる通路を残して、CDやDVDがうずたかく積まれている。
パッと思ったのは、ホントに失礼なんだけど「なんかの事件起こした人の部屋・・・」というものだった。
店番の人がか細い声で「探してるのがあったら教えてください・・・」と言った。

置いてるのはマイルスだけじゃなくて、マザーズというぐらいでザッパ、あとプリンス、クリムゾン、そしてブートといえばこの人たち(イヤな“といえば”だなー)、ツェッペリンのCDがうずたかく積まれている。ツェッペリンは20枚組ぐらいが事務用のバインダーに入ってるのとかある。どんだけ熱心に聴けばいいんだよ。これ、ジミー・ペイジが来日したらうれしそうにどんどんタダで持っていって、サイン一枚置いていくと聞いたけど本当か。

さてマイルス。でも、題名とデータを知ってたからと言って、スッと探せるものではない。なにしろ平積みにしてあるのである。ここは勇を鼓して店番に聴く。

 俺:あのうマイルスなんですけど・・・
 店:ハイ
 俺:パリジャン・ナイトっていう
 店:いつごろですかねー
 俺:マーカスがベース弾いて、ジャン・ピエールをやっている、フランス公演で途中で停電になって。
 店:82年ですね
 俺:ええ(たぶん)
 店:うーん、どれですか(中山氏の本を差し出す。話が早いな!)
 俺:ああ・・・コレ、これ
 店:あー
 俺:ありますか
 店:うちにないものはないんですけど、ちょっと探すのに時間が・・・
 俺:探してもらえますか
 店:ちょっとお待ちください

店がヒマなときでよかったよ。本当に「探す」という言葉がピッタリの探し方。1枚1枚、これでもないし・・・これじゃないよな・・・みたいな探し方。

でも数分で見つかった。

 店:これですね・・・ジャケット違うけど。音がちょっとよくなってるんで

気になるお値段は5千円! 高い! でも買った。

家に帰るのももどかしく、開封して驚いた。盤面が青い! 明らかにCD-R!!!
チープさ、暴利さ、アコギさに腹立つよりも、1枚、1まい焼いている人の苦労が偲ばれる。

音楽は iPod に入れてから聞くほうなので、パソコンに入れて驚いた! 曲名が出てくる!!!
CDDB に登録してる人がいるのか。まあそんなに驚くことでもないのか。
でも目からウロコが何枚も落ちる夜である。

聴いて驚いた!(もううるさいって!!)音が悪い!!!

イヤー、期待して聴いたらガッカリすると思うよ。
ときどき思い立ってコンサートを違法録音して(いかんがな)家で聴こうと思うんだけど、ああいう感じ。
なんか「しゅわー」という雑音の中で狭い音域で音が鳴っている感じ。
欲しい人は覚悟して買ってください。

1曲目は「Back Seat Betty」。
この曲名はオープニングがギターで「じゃーん」のことを指すようで、そのイントロは一緒だけど中身は『Man With The Horn』とは違う曲。
復帰第3作『Star People』の1曲目にもライヴ録音が入っている「Come Get It」と同じアレンジのようだ。

この曲、ほとんどマーカスのベースが聴きどころのような曲だが、めちゃくちゃ面白い。最初は普通の曲なのだが、どんどんキーが変わっていく。ナニコレ気持ち悪い~この混沌とした感じがたまらない。

2曲目は「My Man's Gone Now」3曲目は「Aida」(『We Want Miles』の「Fast Track」。ややこしいな)と、ここまでは『We Want Miles』に入っている。ということで、ここまでは公式盤で手に入る。

が、公式盤とははっきり違うものがある。
まず、マイルスの演奏が下手!
音が外れるはずれる。

あと各人のソロが長い!
『We Want Miles』がいかにテオ・マセロの編集が入っているかがよくわかる。
でも両方聞くとこれが面白いのである。
同じ曲をいろんなヴァージョンで聴く、いろんな音楽を角度から分析する喜びがここにある。
だから毎月何枚もブートが出ているのだろう。

ここまでで1枚目が終わり。ちなみに2枚組。

2枚目の1曲目は「Ife」。
イフェという曲は「ドドドド、ドドドド」というベースラインのことである。
これに適当に不吉なソロを各人重ねていく。
中山氏も「これって曲なんだろうか」と書いていたが、その疑問もうなずける。
でもこれをマイルスが気に入って、70年代から演奏していた曲。

で「Fat Time」。
復帰第1作『Man With The Horn』のオープニング曲を、ぶっ速く演奏する。
これがカッコいい!
この頃にはこっちの耳が高性能になっていて、音の悪さは完全に気にならなくなっている。
スパニッシュな感じのソロがたまらない。
熱いよマイルス!

で、この曲が最高潮、ノリにノってる時に、急にブツンと音が小さくなる。
停電らしい。

すぐに復旧するとみんな思っているのだろう、しばらく演奏は続行する。
バアァッ、とマイルスが吹く音が遠くで聞こえる。

演奏は途中で中断。
マイルスが何かやっているらしく、客席から笑い声が起こる。

で、ここで上の説明にもあったが、ミノ・シネルのパーカッションに合わせて、マーカス・ミラーがテナー・サックスでベースラインを吹き始める。
マーカス・ミラーは自分のアルバムでもバス・クラリネットを吹いたりしていた。
この人は「ひとりギル・エヴァンス・オーケストラ」と言われるぐらいトッド・ラングレンとかプリンスばりになんでも出来る人。

で、マイルスが「ジャン・ピエール」を吹き始める。
強制アンプラグド・ヴァージョンだ!

で、この演奏が小さい音ながらに盛り上がって(そりゃ盛り上がるわ!)、終わった後、停電が直って、改めてエレキ入りで「ジャン・ピエール」。
本当はこうやるんですよ、みたいな!?(^^;
ところが今度は違法録音してる人の電池がなくなったみたいで途中でフェードアウト。なんやそれ!!!

ということで『We Want Miles』=>『Man With The Horn』=>『Parisian Night』。
これがぼくのおすすめする順番だ。
同じ曲を公式スタジオ盤、公式ライヴ盤、非公式ライヴ盤で聴き比べる。
マザーズの行き方も覚える。
あとは聴きまくるだけ!

ちなみにブートはネットで買ったほうが圧倒的に安いしラク。
店の名前は書かないので各自検索してください。

書評:イーディスの日記

今回は昔読んだ本の中で特に面白かった本を紹介する。

パトリシア・ハイスミスの『イーディスの日記』という本だ。



と書いてはみたが、上のリンクを見て分かるように、本書は絶版である。もっとも文庫の絶版は入手しやすいので上のアマゾンやブックオフで入手して欲しい。

文庫は本当に絶版が多い。ある作品が好きになると同じ作者の他の作品もすべて読みたいと思うのが人情だが、そう思って新刊書店に行っても絶版になっていてガッカリすることがしばしばである。いきおいブックオフやアマゾンを利用することになる。作家の人はブックオフやアマゾンを飯の種を奪う存在として嫌うことが多いが(実際その通りだが)利用する方はこのような事情でやむを得ず使っているのだ。で、その古本の横に新しい本があったら、たとえ新刊書店で入手できるかもと思っても、わざわざ新刊書店に出向き直して高い値段で買い直すということはなくて、ついそのままブックオフで買ってしまうのだ。こういう現象に危機感を持っているのなら、出版社は旧著を絶版にしないで欲しい。旧著の名作は制作費も掛からず、場合によっては印税もいらない。いい投資だと思うのだが。

それにしても今のように新刊書店に売れ筋の本ばっかりがガーガー置いてあって、ちょっと古い本はもう手に入らない、という状況はここ数年のことではないだろうか。ぼくが学生の頃は新刊書店でももっと点数がいっぱいあって、別に古本屋とか図書館にわざわざ行く必要がなかったような記憶があるがどうか。

いかんいかん。年寄りの繰り言はやめよう。気を取り直して先に進む。

ハイスミスはルース・レンデルやマーガレット・ミラーと並ぶ女流サスペンス小説の大家である。この3人はいずれもイヤーな人生をイヤーな感じで書いた小説が多い。日本にも戸川昌子という同系譜の大家がいる。なぜいやな人生を書いた本をわざわざ読むのか。自分でも不思議な気がするが、カタルシスが得られるのである。

ハイスミスは『太陽がいっぱい』や『見知らぬ乗客』、『アメリカの友人』などの映画の原作でも有名で、一頃作家の小林信彦がやたら紹介していて、それが効を奏して扶桑社ミステリーや河出文庫で全作品が文庫化された。もっともほとんど絶版のようだ。『太陽がいっぱい』はアラン・ドロンの映画と、特にそのオチで有名だが、小説もめちゃくちゃ面白い(オチが違う)。最近映画化された『リプリー』の方が小説に忠実なのだが(オチは違う)、忠実なだけにかえってつまらなかった。最近小説の再映画化でこのパターンが多い気がする。

『イーディス』は題名どおり日記にまつわる話だ。

いまどき日記といえばブログであるが(そうでもないかな)本ブログは日記的なことを書いていない。いや、昨日腕立て伏せのことを書いたので、これがまあそうかとも思うが、これも続けるかどうかわからない。人のブログを見ると日記的な部分が面白いので、自分でも書こうと思うが、実際に書こうとすると、いまいち文章が進まないのだ。
やはり、恥ずかしい。
恥ずかしいことをしたらそのことは書かなかったらいいとも思うが、たとえそのときはいいことだと思って書いても後々読み返して恥ずかしいこともあるだろうし、いいことばかり選んで書いているその根性が恥ずかしい気もする。知らない人に読まれるのも恥ずかしいし、知り合いに読まれるのも恥ずかしい。見栄を張るのも恥ずかしいし、現実をさらけ出すのも恥ずかしい。ということで、今後もそういうことは書くまいと思う。

以前読んだメタ小説的な小説で、日記の書き方に苦労する、というものがあった。文章というのは多くの場合他人に向かって書くものだが、日記は自分に対して書くものだ。それを自然に書くのは意外と難しいのではないか・・・ということで、いろんな日記の書き出しを試みては挫折する模様がいろいろとコレクションされているというもの。これも面白かった。
特にニキオという架空の人格に向かって書けばいい、というのが笑った。「そんなことだからモテないんだよ、ニキオ。」とか書いていて、でもよく考えるとニキオって俺自信のことみたいだな・・・みたいな。清水義範の本だと思い込んでいたが、もっと若い、久住昌之とかの本かもしれない。本自体どこかに行ってしまった。誰が書いた何という本かご存知の方はご一報くださるとありがたい。(ひどいな!)

日記文学の歴史は古い。今普通に読まれている、地の文を誰が書いたか分からない三人称小説というのは後になってできたもので、小説はまず日記形式や書簡形式で書かれていたそうだ。でもそんな異常な長さの日記や手紙というのは不自然だし、書き手たる人物は最後まで死なず、長い日記や手紙を書ける場所にたどり着くということが事前に分かっているのが問題になる。谷崎潤一郎の『瘋癲老人日記』などはこの構造を逆に援用していてすばらしい。

もっと一般的に一人称で書かれた小説になると『吾輩は猫である』とか『アクロイド殺人事件』という変わったパターンもある。たしかアシモフの登場人物がやたら雑談している安楽椅子推理シリーズ『黒後家蜘蛛の会』でこの問題を議論している会があった。(上のリンクは第1巻だが、1人称の問題が出てくるのは第1巻ではないと思う。)誰かが「あとアクロイ・・・」などと言い出して、明らかにアクロイド殺人事件のことを言おうとしているのだが、エチケット上触れられない、というのが面白かった。(ぼくがバッチリ触れてしまったが。)

日記ではなくて書簡体の小説ということで言えば夢野久作の『瓶詰の地獄』というのも面白かった。孤島に漂着した人が瓶に入れて流す手紙をテーマにした作品だ。と言って、今調べてビックリ。夢野久作の、米倉斉加年が表紙絵を描いている角川文庫って、『ドグラ・マグラ』と『少女地獄』以外全部絶版になってるのね・・・。こんなに狂ったようにリンクを張っても意味ないかも。あっでも『犬神博士』が復刻されるようだからこれから続々と復刻されるかもしれない。不況になると推理小説が流行るという江戸川乱歩説もあるそうだし。

『イーディス』の場合は主人公イーディスの日常を描いた普通の三人称の小説の中に、イーディスが書いた日記が挟み込まれている。この両者の内容を比較して読むのが面白いという趣向である。面白そうでしょう。ぜひ読んでください。絶版だけどな!

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