ことほど左様にどーでもいーことばかり書き連ねている当ブログではある。
そんなところにこんな重要な話を書くのはどうかという気もするが、自分の記録のために書いておく。
「おにぎりダイエット」を始めて6週間にもなる。
実際にはおにぎりを食べるだけでなく朝豆乳野菜ジュースを飲む、1日1500Kcalに抑えるなど、1日20項目のことを行っているのだが、詳しくはそのうちまとめて書く。
出版社各位におかれては、書籍化のご用命があればお申し出ください。
ただ本当に効くかどうかは、もう10週間ぐらい経過を見た方がいい気もする。
そう思って、詳しくはまだ書かない。
緊急でとりあえず書きたいのは、おにぎりはどうも自分の場合糖尿病に良いようだということだ。
で、おにぎりダイエットで体重も減っているのだが、5週間前に93キロだった体重が今84キロである。
6週間で9キロであるが、これはダイエットにありがちなスタートダッシュであり、それもかなり控えめな数字である。
問題は糖尿病の指数であるHdA1cが6.2(やや高い)から5.8(ギリ正常)と、1ヶ月で劇的に改善されたことである。
空腹時血糖値も109から96に改善したのである。
ダイエットにも、糖尿病にも、とりあえず対策は諸説あって、百家争鳴という趣きである。
人の病気、生き死にに関することだから、もっと慎重な議論がなされてもよいように思うが、そういう議論であればあるほど、無責任な俗論が横行するようだ。
まあ本論もその一つであるが、自分のことだからいいだろう。
炭水化物はの摂取の有無が特にコントラヴァーシャルである。
「カロリー制限で糖尿病が改善するというのは大嘘で、実は糖質がカギを握っている。炭水化物さえ絶てばカロリーは高くてもよいのに、医師はそれを隠している」という論調が現在ネットでは主流なようで、そういう本も出ているし、そう書いている医師もいるようだ。
炭水化物が糖尿病に悪いのは、食後に血糖値が急速に上昇するからである。
糖尿病というのは、1日のグロスのカロリーも考えなければならないが、食後の急速な血糖値の上昇も抑えなければならない。
しかるに、糖質はそれに悪影響を与える。
日本人のように大量の主食で少量の塩辛いおかず、というのがよくない、とされていた。
しかし、6週間おにぎりを食べ続けたぼくに関してはHdA1c、空腹時血糖値が大幅に改善した。
理由はわからないが、推測してみると、
(1) ぼくはおにぎりを歩きながら食べている。食直後に運動すると血糖値のピークが取れるのでいいとされているのだが、食事中に運動するという発想はこれまでどの本にもなかった。これがいいのではないか
(2) おにぎり、つまり冷やごはんは調理されてから冷やされる過程でレジスタントスターチ(酵素抵抗性澱粉)と言われる、吸収されにくいでんぷんが生じ、これが難消化性デキストリン(食物繊維)と同様に血糖値の急速な上昇を抑えていると言われる
(3) おにぎりはご飯粒であり、麺パンのような粉食よりも溶けが悪いのがいいとも言われる
(4) ぼくは食事中、野菜の不足を補うために小林製薬イージーファイバーという食物繊維サプリメントを溶かした緑茶を取っている。これも効いているのではないか
いずれにしても、糖尿を抑えたければごはんをやめて肉を食え、カロリー制限はしなくても大丈夫、というのは、ぼくにはあてはまらない気がする。
上記のような糖尿病肉食のススメがノしているのは、カロリー制限がつらい、肉を食べたい、という欲望におもねっているのかもしれない。
肉はカロリーがすごく高いので、肉を食べていてはカロリー制限は難しいのだ。
炭水化物が嵩高い。
同じカロリーでもすごくいっぱい食べられるのだ。
もしかすると冷やごはんを食べていれば肉を食べてもよく、カロリーを制限しなくてもよいという説も成り立つかもしれない。
やせずに糖尿だけ治すことができるかもしれないのだ。
しかし、ぼくはやせたいし、そこまで追い込んで人体実験をする気もない。
ということで、おにぎりが糖尿にいいのでは、というのは自分にだけ、現状たまたま成立している仮説である。
ただし素人がいい加減に書いているだけなので、本当に危険な糖尿病患者の方が真似をするのはやめてください。
ぼくも今月血液検査の結果をもらうまではびくびくものであった。
本来は携帯式の血糖値計測器を買って、食前食後に計測すればいいのかもしれないが、前述のように食事とウォーキングを同時にやっているので、汗をかきながら野外で手指から採血するのは感染の危険があるのでやっていない。
専門の学者は研究して欲しい。
ただご飯粒をまるごと食べるのがポイントだとすれば、ハツカネズミで実験するのは難しいかもしれない。
口が小さいから。
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